090ジュシュル王「絵二枚」
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エドガー達がキシュ王国を蹂躙していく。銃声が空気を引き裂き、遠距離から敵が放つ弾丸が地面を跳ね、樹木や建物を貫く。煙と埃が渦巻き、血と土の匂いが混ざり合った。
そんな中、キシュ王国のジュシュル王は冷静さを保ち、敵の死角を突く一瞬のチャンスを狙った。
「これしかない……!」
王が放ったのはハスタ・ディウィナ――神聖なる槍の一撃だった。光を帯びた槍が空気を切り裂き、目の前にいた傭兵アエテルナエを貫いた。
↑(アエテルナエ)
アエテルナエの叫びが戦場に木霊する。彼はその場に倒れ、息絶えた。
ジュシュル王はすぐさま敵の手からM1カービンを奪い取り、冷徹な眼差しで標的を狙う。
「……これが、並行世界の武器か……」
↑(ウィータエに狙いを定めるジュシュル王)
銃口を向け、ウィータエの頭部を撃ち抜く。
「おっ……!」
ウィータエは呻きもせず、その場に崩れ落ちた。
ジュシュル王は短く息をつき、深くため息をつく。
「恐ろしい……人がこれほど簡単に殺されるとは……」
キシュ国の兵士たちは、慌てて王に続こうとする。
「国王陛下!どうかエリドゥにお逃げください!私たちが御供します!」(キリバス)
「私も御供いたします!」(キプロス)
しかし、銃撃戦の中を歩くことは至難の業だった。耳をつんざく銃声、次々と倒れていく味方――まさに絶望的状況だった。
身を伏せ、早馬に跨り、三人は必死で逃走した。銃弾が飛び交うたび、馬の蹄が地面を叩く音と共に、血と砂埃が舞う。
その頃、最高司令官エドガーは戦場を俯瞰し、冷笑を浮かべた。
「チッ……殺し損ねたか……まぁいい。ここはクルラッシナ・ベル、お前が統治するがよい。」
「ハッ!ありがたき幸せ!」クルラッシナ・ベルは狂喜の声を上げ、支配者としての凄みを表した。
一方、ジュシュル王は自らの無力さに苦悩する。
「……余を、初めて敗走させたか……屈辱だ……」
キリバス兵士も震えながら報告する。
「危険極まりない敵でした……特に、あの銃とやらが恐ろし過ぎました……」
「確かに……あんな遠距離で、あんな威力の武器が存在するなんて……」(キプロス)
ジュシュル王は敵の力を冷静に分析する。
「余もあんな簡単に人を殺せる武器は初めて見た……だが、敵から奪ったこの銃を、我が国も使えるようにして応戦せねばならぬ……」
しかし同時に恐怖も抱く。
「油断はできぬ……眉間に一発でも撃たれれば、余でも死ぬであろう……」
キシュ国には唯一の核兵器が存在する。最悪の場合、この一発が敵の手に渡る危険性もあった。
しかし、魔神民間軍事会社は既に2機の爆撃機を保有していた。エドガーは地下施設を発見し、銃弾で扉を破壊すると、そこには核兵器が眠っていた。
「これで、我々は更に強くなれるということだな!」エドガーは目を輝かせた。
脱出したジュシュル王と部下たちは、事の経緯をエリドゥに到着して報告した。
「おいおい……マジかよ!」修造大尉は驚愕の声を上げる。
アルリム王も事態を把握すると、静かに頷いた。
「なるほど……この銃の情報をもとに、我らも応戦可能だな。」
王はM1カービンの詳細を周到に確認する。
「全長904mm、銃身長457mm、重量2.5kg、装弾数15発……ライフリング4条・右回り……使用弾薬は.30カービン……成程……」
ジュシュル王は再び拳を握りしめ、決意を固める。
「この銃を我らも大量生産し、再び敵に立ち向かうのだ……!」
果たして、アルリム王はM1カービンをどこまで大量生産し、戦局を覆すことができるのか――!?
次回、「並行世界の銃とアルリム王の逆襲――キシュ王国反撃の始まり」へ続く……!!!
アエテルナエ ウィータエ
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