086核保有国エリドゥ「絵二枚」
最強国エリドゥ。
ベニスは三等曹士アエタス♀から奪った魔剣を手に、旅を続けていた。青銅剣では到底敵わなかったあの斬撃も、今やこの魔剣を使えば自由自在。心の中で静かに誓う――
「この剣で、仲間も、世界も守るんだ……!」
一方、メルリン♀たちは探索を続け、ついに目標であった希少鉱物を発見する。
「これが……ウラン235ッ!」ベニスは目を輝かせる。手に取った鉱石はずっしりと重く、まるで太陽の力を秘めているかのようだった。
「スッゲーッ!これだけあれば、何でもできるぜッ!」
メルリン♀も負けじと興奮を抑えきれず叫ぶ。
「さあ、馬車に積めるだけ積みましょう!一刻も早く国に運ばないと!」
こうして彼らの長く険しい旅は続き、日々の苦労と困難を乗り越えながら、ついに大量のウラン235を積み込むことに成功した。
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133日後(約4.4ヶ月)
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ようやく、ベニスたちはエリドゥへ帰還した。城の門をくぐると、野心と威厳に満ちたアルリム王が玉座に座して待っていた。
「流石は偉大な者達よ!総員、大義のために尽くしたか!」アルリム王の声は力強く、城内に轟く。
ベニス♂、メルリン♀、そして核兵器開発に携わったバンクシー、カッセル、デフォン、ゴーズ、デルタ、ラヴ・オーマン・バヘレヴ、サイアフ・ミユマン、サヤーフ・ムムヘ師匠らは、一斉に声を合わせる。
「ハッ!」
アルリム王は手元の資料を広げ、熱弁をふるう。
「ウラン235を2.9トン(2,900kg)使った場合、どれだけの核兵器が作れるかは、使用する核兵器の種類と兵器の効率によって大きく変わる。例えばファスト・ファッション・ボンバード(核分裂兵器)の場合、1発あたり約20キロトンの威力で、使用するウラン235は約15〜20kg程度だ。単純計算で、2,900kg ÷ 20kg = 145発……簡易的な核分裂兵器なら、145発も製造可能だ。核兵器開発班よ、共に製造を進めるぞッ!」
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145日後(約4.8ヶ月)
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城内の実験室で、ついに一発目のファスト・ファッション・ボンバードが完成した。
「やったぞッ!数々の困難と犠牲の末、遂に一発目の核兵器が完成した!」アルリム王は歓喜の声を上げる。
核兵器開発班も同様に喜びを爆発させた。
↑(班長ツヴェト)
「誠に喜ばしい成果を上げられましたッ!」(班長ツヴェト)
「まさか、あんな少ない物資で作れるとは……!」(ピトゥアフ)
「これも全て天啓の賜物です!」(ネシェク)
「人類は……何処まで残虐になり得るのか……」(ガルイニ)
アルリム王は満足げに頷く。
「これで、余の国、エリドゥはついに核保有国となったッ!これから同盟国に宣言する!」
そして三ヵ国同盟会議が開かれ、アルリム王は自らの野望を明かす。
「我が属国となるならば、核兵器の製造方法を教えよう。ただし条件がある。口外は禁ずること。そして、余が核兵器を大量に製造するのに協力することだ。」
その言葉を聞いたキシュ国王ジュシュルとウルク国王メスキアッガシェルは顔を強張らせる。
「な、なんだと……」(ジュシュル王)
「これは……超兵器ではないか……」(メスキアッガシェル王)
二人は仕方なく属国となることを受け入れた。こうしてアルリム王の野心は着々と現実のものとなり、世界の勢力図は大きく塗り替えられつつあった。
果たして、この核兵器を用いて魔族を滅ぼすことができるのか――!?
次回、ベニスたちの冒険はさらに壮大な戦争の舞台へ突入する……!




