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異世界迷宮松岡修造くん  作者: 勇氣
第五章アニムス軍編

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080核分裂兵器「絵」

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 最強死合で圧倒的勝利を収めたアルリム王達。しかし、その勝利の余韻に浸る暇もなく、窮地の現実が彼らを襲った。


王宮内でアルリム王は眉をひそめ、深く息を吐く。

挿絵(By みてみん)

 「このままではいかんな……まさか、長官アニムスが幕僚長軍を丸ごと乗っ取るとは思わなかった。それに、核兵器の譲渡も反故にされたとあっては……余はどうすれば良いのか…」


修造が力強く励ます。

 「アルリム王様!一応、今は停戦協定の最中です。直ちに危険が及ぶわけではありません!」


アルリム王

 「下手をすれば、余はこの戦局で孤立することになる…」


リガル♀が静かに口を開いた。

 「いっそのこと、アニムス軍と同盟を結ぶという選択肢は如何でしょうか?」


アルリム王は眉をひそめる。

 「そんなことをすれば、周辺諸国から後ろ指を指されること必至だ……容易ならざる判断だな。」


サヤーフ・ムムヘ師匠が一歩前に出て提案する。

 「アルリム王様、ならば周辺諸国と手を組み、アニムス軍を壊滅させるという手もありますぞ!」


アルリム王

 「それも最後の手段だ。誤れば、メソポタミア文明そのものを失うことになる。用心深く行動せねば…」


皆が沈思黙考する中、サイアフ・ミユマンが鋭く提案した。

サイアフ・ミユマン

 「アルリム王様、ならば逆転の発想です。アニムス軍の核開発施設に侵入し、その工程を観察し、文明創造スキルで同様の核兵器をこちらも造ればどうでしょうか!」


アルリム王は目を輝かせた。

 「危険は伴うが……それは実現可能な策だ。よし、それで行く。リガル♀、アニムス軍の核開発施設まで案内してくれ!」


リガル♀

 「承知しました、王様!」


こうして、アルリム王は魔族の姿に扮装し、リガル♀と共にアニムス軍の核開発施設に潜入することとなった。アニムス軍は組織を刷新して間もないため、監視体制はまだ甘く、侵入の隙は十分にあった。


   ――――――――――――――――――

   アニムス軍第一本部・核開発施設内

   ――――――――――――――――――


アルリム王は施設の内部を見渡し、思わず声を上げる。

 「うっひょー!これがアニムス軍の核兵器開発施設かッ!」


リガル♀が小声で注意する。

 「王様!静かに……見つかれば即死です!」


アルリム王は息を潜めながら、目の前に広がる膨大な機材や計測器を分析する。

 「なるほど……核兵器を作るには核分裂材料――ウラン-235またはプルトニウム-239――が必要なのか。さらに、爆発的な起爆装置、レーザーや高精度爆薬も欠かせぬ。電子回路と制御システムも極めて重要だな……フムフム……」


アルリム王の頭の中で、核分裂兵器『ファスト・ファッション・ボンバード』の構想が練り上げられていく。

 「核分裂兵器ファスト・ファッション・ボンバードなら、手順は比較的単純だ。核分裂材料を極限まで高密度に圧縮し、中心から外側へ爆発させ、臨界質量を超えさせる。これで核分裂連鎖反応が発生し、莫大なエネルギーと熱、放射線を放出する……よし、工程は把握した!」


リガル♀は思わず耳を疑うように囁く。

 「……王様、本当に本気ですか?」


アルリム王は力強く頷いた。

 「ガチガチだッ!核分裂兵器なら、水爆よりも製造工程が単純だ。これなら、我ら人類の抑止力として使用可能だッ!」


こうして、アルリム王は己の文明創造スキルと知恵を駆使し、アニムス軍の核技術を盗み、再現する計画を着々と進めることになる。


果たして、アルリム王はこの危険極まりない潜入任務を成功させ、核兵器を完成させることができるのか――。

次回に続く……!

アルリム王の勝利は何時になるか。

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