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異世界迷宮松岡修造くん  作者: 勇氣
第五章アニムス軍編

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079長官アニムス「絵二枚」

長官アニムスは策士です。

 幕僚長軍の解体が終わるや否や、暗黒の知略家、長官アニムスは微笑んだ。その微笑みの奥には、類稀なる知性と果てしない財力による冷徹な計算が隠されていた。


長官アニムス――かつては国のトップに立つほどの財力を持ちながらも、戦いや政治闘争を好まず、ひっそりと一人で暮らす孤高の男。その静かな日々を破ったのは、幕僚長クレイドグレイシー♂が一年前、死地に赴くという報せだった。


長官アニムス

挿絵(By みてみん)

                ↑(長官アニムス)

 「愚かな男よ……幕僚長クレイドグレイシー♂よ、なぜ自ら死地に赴く。愚の極みとはこのことだな。」


その頃、アニムスの財力は銀100万シェケルに達していた。一般労働者が一年で稼ぐシェケルの平均がわずか200シェケルであることを考えれば、彼の資産規模は天文学的としか言いようがない。


長官アニムス

 「これだけの資産があれば、幕僚長軍を掌握するのは朝飯前だ……フフフ……」


そして、幕僚長クレイドグレイシー♂が死地に赴いたその瞬間、長官アニムスは冷徹な決断を下す。


長官アニムス

 「幕僚長軍はこれより、アニムス軍へと生まれ変わる。この組織は常にスマートで、常に最強でなければならない……」


生まれ変わったアニムス軍は、幕僚長軍の旧弊な忠義や情に縛られることなく、冷徹かつ効率的に戦場を支配する最強の軍隊となった。


長官アニムス

 「クレイドグレイシー♂を慕う愚か者どもは去ったか……まぁよい。大将補佐官グレイト♂、大将ブレイド♂は我が味方だ。奴らには戦闘機を常備させ、核兵器投下後に安全に脱出させる手筈も整えておこう。セレン大尉は爆撃機搭乗のため、第一死合終了後に即座に合流させる。」


全ては長官アニムスの計算通りに運んだ。核兵器の投下をも見越した完璧な布陣。


そして時は来た。核兵器が投下されたその直後、アニムス軍第一本部空母にセレン大尉、大将補佐官グレイト♂、大将ブレイド♂が戦闘機で着陸する。


セレン大尉

 「相変わらず、長官は過激ですね……」


大将補佐官グレイト♂

 「ああ……人類に恨みでもあるんじゃないのか?」


大将ブレイド♂

 「やり過ぎは好まぬなァ……」


セゲン中尉

 「長官の考えは外道過ぎて、私には理解できません……」


大将補佐官グレイト♂

 「その外道に従順な君も、立派な外道だろう?」


セゲン中尉

 「シェケルのためなら、外道にもなれます。」


こうして新生アニムス軍は完全に誕生した。幕僚長軍が解体され、かつて人類に核兵器を譲渡するという契約も完全に無効化される。


長官アニムスは淡い光の差す艦橋で杯を掲げ、冷徹な笑みを浮かべた。


長官アニムス

 「アニムス軍万歳ィイイイイ!」


セレン大尉

 「アニムス軍万歳……」


大将補佐官グレイト♂

 「アニムス軍万歳!」


大将ブレイド♂

 「アニムス軍万歳ッ!」


セゲン中尉

 「アニムス軍万歳!!!」


2等曹士アドモニティオー

 「アニムス軍万歳!」


2等曹士アドウェルサス

 「アニムス軍万歳!」


2等曹士イーオン

 「アニムス軍万歳!」


3等曹士アエラ

 「アニムス軍万歳!」


3等曹士アエタス

 「アニムス軍万歳!」


長官アニムスの目は冷たく光る。世界を掌握せんとする野望は、決して止まることはない。


長官アニムス

 「これで我が計画は一歩進んだ……だが、まだまだこれからだ……フフフ……」


新生アニムス軍――その名は、もはや戦場に恐怖を植え付ける絶対者。長官アニムスの野望は、未だ頂点を目指して燃え続ける。


戦場の影で、未来の戦乱が静かに、しかし確実に動き出していた――。

因みに長官アニムスを実写化するとこうなります。

挿絵(By みてみん)

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