077第五死合幕僚長クレイドグレイシーVSアルリム王2「絵」
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アルリム王の心中は焦燥に支配されていた。
幕僚長クレイドグレイシー♂――その名は伝説に刻まれた魔神族最強の男。今まさにアルリム王の前で、全ての攻撃を弾き返していた。
幕僚長クレイドグレイシー♂
「どうした? こんなものか!? もっと俺を楽しませてくれッ!」
その冷酷な声は、まるで戦場全体を支配するかのように響き渡る。
幕僚長はアルリム王が全力で攻めているにも関わらず、手加減していると見抜き、挑発を続けた。
幕僚長クレイドグレイシー♂
「どうした、王よ。来ないのか?」
アルリム王は歯を食いしばり、地を蹴る。瞬時に間合いを詰め、神器シタが鋭く閃く――。
「ガキィン!!」
しかし、名刀グラディウス・プラエクラルスを片手で受け止める幕僚長クレイドグレイシー♂。
幕僚長クレイドグレイシー♂
「軽い。」
そのまま腹部に膝蹴り。
アルリム王
「ぐはっ!」
観客席からざわめきが起こる。会場全体が緊張で凍りついたようだった。
アルリム王
「速い……重い……技も隙がない……!」
幕僚長クレイドグレイシー♂は無限斬の構えを取る。
幕僚長クレイドグレイシー♂
「無限斬ッ!」
――回想――
アルリム王
「恐らく、俺の相手は幕僚長クレイドグレイシーとの死合になるだろう。奴は最強と謳われた男だ。それなら……文明創造スキルで作った爆発反応装甲鎧を着て決戦に臨もう。それから念のため、爆発反応装甲盾も作っておくべきだ。」
――現在――
アルリム王の爆発反応装甲鎧が発動。無限斬の一撃が炸裂する瞬間、凄まじい大爆発が戦場を覆った。
幕僚長クレイドグレイシー♂
「ぐはっ!(吐血) なんだこれは!?」
爆発反応装甲鎧は無限斬の衝撃で破壊されたが、その反動で幕僚長クレイドグレイシー♂自身も大爆発に巻き込まれる。名刀グラディウス・プラエクラルスは刃毀れし、全身はⅢ度熱傷に包まれた。
アルリム王
↑(爆発反応装甲鎧を壊され驚くアルリム王)
「まさか、一撃で爆発反応装甲鎧を壊されるとは思わなかったよ...」
幕僚長クレイドグレイシー♂
「くっ……!(吐血) 下手な小細工をしやがって!」
アルリム王
「私は貴様を舐めていない……」
幕僚長クレイドグレイシー♂
「貴様を殺してやるッ!」
アルリム王
「やってみろ。」
そこから、戦場は文字通りの地獄絵図と化した。二人の巨人がぶつかり合い、衝撃波が辺り一帯を吹き飛ばす。戦場は砂塵と炎、破片が飛び交い、観客は息を飲んだ。二人の疲労は徐々に顕著になり、顔には血と汗が混ざっていた。
アルリム王は右手でシャルルを握り、幕僚長の鳩尾を狙って叩きつける。
アルリム王
「おりゃーーーーッ!」
その一撃に幕僚長クレイドグレイシー♂は吐き気を催す。
幕僚長クレイドグレイシー♂
「おぇっ……!」
アルリム王は左手でシタを握り、頭部に振り下ろす。だが、辛うじて名刀で防がれてしまう。
幕僚長クレイドグレイシー♂
「舐めやがって! 小細工ばかりじゃねーか! 貴様、まさか一撃必殺技スキルを持っていないのか?」
その洞察力に、アルリム王は一瞬、戦慄する。
しかし、王の眼には決意が光る。
果たしてアルリム王は、滅茶苦茶強い幕僚長クレイドグレイシー♂の頭を打ち砕き、この死合を制することができるのか――。
戦場は、全ての視線が二人に注がれる頂上決戦の最高潮に達していた。
次回、壮絶なる頂上決戦の幕が開く……!
強過ぎる二人。




