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異世界迷宮松岡修造くん  作者: 勇氣
第四章幕僚長軍編

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068大将補佐官グレイト「絵」

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 大将補佐官グレイト♂は、無双剣士ライオネット♂を救えなかったことを、一生涯悔やむことになった。


 「俺のせいで、ライオネット♂は死んでしまった……。まさか幕僚長クレイド・グレイシー様があんなにも冷酷でサディスティックだとは思わなかった。すべて俺の判断ミスだ…」


大粒の汗と共に、彼の胸は締め付けられるような重苦しさに満ちていた。


 「まぁ、いいじゃないですか、グレイト♂さん。貴方は大将になれるほどの功績を上げたんですから。」

一等佐官マンモス♂は、無表情のままそう告げたが、その言葉はグレイトの心には届かなかった。


 「手柄などどうでもいい……。俺はただ、ライオネット♂とまた一緒に酒を酌み交わしながら、何気ない話をしたかっただけなのに……」

言葉と共に、グレイト♂の頬を大粒の涙が伝った。


 「グレイト♂さん、悲しむことはありませんよ。裏切り者には当然の報いがあるのです。」

2等佐官ゼノ♂は冷静に告げた。その声には、同情も哀れみもなかった。


 「違う……あいつはただ、自由に生きたかっただけなんだ。たとえ裏切り者であっても、俺にとっては親友だったんだ……」

その言葉を聞いても、マンモス♂とゼノ♂には「親友」という概念が理解できなかった。


 「別に親友なんていなくてもいいじゃないですか。美味い飯が食えればそれで十分です!」

マンモス♂は首をかしげながら言った。


 「マンモス♂の言う通りだ。親友がいたところで腹は膨れない。」

ゼノ♂は淡々と同意した。


グレイト♂は、その二人の冷たい論理に背を向け、仲間に囲まれていてもなお、深い孤独感を抱え続けた。

その孤独感は、死ぬまで消えることはなかった。


やがて彼は一人になりたくなり、自室にこもった。

扉を閉めると、世界から切り離されたような静寂が広がる。


 「ライオネット♂……ごめん……俺はお前を助けられなかった……救うことも、守ることもできなかった……」

グレイト♂は震える声で続けた。

 「こんな俺でも、ライオネットは天国でまだ親友として俺を許してくれるだろうか……助けてやれなくて、本当にごめん……。俺は、心の底からお前のことが好きだったんだ……」


その夜、部屋の中には、グレイト♂の嗚咽が静かに、しかし力強く響き渡った。


――――――――――


一方、その頃リガル♀はテレパシーを通じて、ライオネット♂の死を悟った。

胸に深く刺さる悲しみを抑えきれず、リガル♀の瞳からは涙があふれた。

挿絵(By みてみん)

 「ライ先生……私を護るために……命を懸けて逝かれたんですね……」

涙で曇った瞳の奥には、感謝と悔恨、そして尊敬の念が混ざり合っていた。

リガル♀は、自らの悲しみを誰にも見せず、心の奥底に抱え込むことを選んだ。


 「決めましたわ……私、ライ師匠の分まで強くなる……!」

哀しみの中で覚悟を決めたリガル♀の表情には、どこか晴れやかな光が宿っていた。


――――――――――


無双剣士ライオネット♂の死は、幕僚長軍本部でも話題になっていた。

誰もがその凄惨な最期に言葉を失い、ただ静かにその事実を受け止めるしかなかった。


 「彼ほど悲惨な死を迎えた魔族はいない……」

拷問の監督者エクセクターが低く呟いた声は、部屋の静寂に吸い込まれていった。


その死は、単なる命の消失ではなく、仲間たちの心に深い影を落とし、永遠に消えぬ痛みと後悔を残すものとなったのだった。

無双剣士ライオネット

「†┏┛墓┗┓†」

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