064噂「絵」
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松岡修造は今日も村で修行に明け暮れていた。
鬼神魔王を斃すために体を極限まで鍛え、精神も鍛錬してきたはずだった。だが、突然、村の広場で耳にした噂は、彼の心を根底から揺るがした。
「え――!鬼神魔王、死んじゃったの!?」
修造は思わず声を上げ、拳を握りしめる。
「らしいわね。」
メルリン♀は淡々と答え、目はいつもの冷静さを失わなかった。
「なんだったんだッ!俺の修行は、一体何のために……!」
修造は顔を真っ赤にして天を仰ぎ、悔しさを隠せない。
「気の毒ね……修造は鬼神魔王を倒すために命を懸けて修行してきたのに、知らない誰かさんが先に斃したなんて、まるで茶番じゃない!」
アルキマイ♀は少しあきれた表情で、しかしどこか冷たくない皮肉を言った。
「やめてくれーー!!!恥ずかしいから言わないで!!俺の使命はドラゴンを絶滅させることだってあるんだぞ!」
修造は耳を塞ぎ、必死に現実から目を背けようとした。
「修造の努力は無駄じゃないわ!努力はちゃんと報われているのよ!」
メルリン♀は優しく諭すように言ったが、修造の落胆は深く、目には涙が浮かぶ。
「でも……俺は鬼神魔王を倒せなかった。主人公失格だ……」
修造は膝をつき、肩を落としたまま地面を見つめる。
「失格でも良いじゃない!修造が生きているだけで私は嬉しいんだから!」
アルキマイ♀は少し強めに、しかし心からの言葉で修造を励ました。
「アルキマイ♀~~~~~~~~!」
思わず修造は駆け寄り、彼女に抱きつこうとした瞬間――
「イッテーーー!!!」
強烈な蹴りが彼の腹に飛んできた。修造は仰け反りながら悶絶する。
「私もね、修造が死ぬくらいなら他の誰かさんが倒してくれて正解だと思うわ!」
メルリン♀も容赦なく、淡々と告げる。
「どうしてやられる前提で話すんですか!?俺、バフしてもらえればめっちゃ強いですよ!」
修造は必死に抗議するも、二人の正論に言葉を失う。
「それを他力本願って言うのよ!そんなんだから他の誰かさんに先を越されるのよ!」
メルリン♀の言葉に、修造はぐうの音も出ず、舌を巻いた。
「皆、俺に優しくしてくれ!」
必死に甘えようとする修造。
「だが、断る!」
アルキマイ♀とメルリン♀は顔を見合わせ、同時に断言。
「涙がで…出ますよ…(´;ω;`)」
修造は泣きながらうなだれ、村人たちからの非情な現実を思い知らされる。
その後、村人たちはまるで彼をネタにするかのように次々と声をかけてきた。
「あれは鬼神魔王を倒せなかった人だ!」
ベン♂が大声で笑い、
「ほんまや!修行してたけど斃せなかった人やんけ。」
レジス♂も追随する。
「修造さん、いつまでチンタラしてるんや!他の奴に先を越されて使命達成できへんやろ!」
ホッシー♂の辛辣な指摘に、修造はさらに落ち込む。
「修造とかいう奴おもろすぎ!存在自体ギャグやん!」
ゲットゥー♂まで輪に加わり、
「それな!ベーコンもそう思うやろ?」
レイジス♂、
「もちろん!修造ってアホ過ぎて熱血すぎて面白い!」
ベーコン♂、
「修造www」
ゼペイン♂も笑いを堪えられない。
↑(グレイシス)
グレイシス♀も無遠慮に追い打ちをかける。
松岡修造は、村人たちの嘲笑の中で涙を流していた。
「何で真面目に修行していただけなのに、こんなに莫迦にされなきゃいけないんだ……゜(゜´Д`゜)゜。」
「主人公失格の修造君!泣いても心は満たされないわよ!」
アルキマイ♀の声が冷たくも優しく響く。
「だって哀しいんだもの……」
修造はぽつりと呟き、肩を震わせた。
果たして、熱血で真面目な松岡修造は、村人たちの冷たいからかいや非情な笑いに打ち勝ち、自分の誇りを取り戻すことができるのか――。
次回に続く…!
松岡修造は哀しみの涙をこぼした。




