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異世界迷宮松岡修造くん  作者: 勇氣
第四章幕僚長軍編

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062邪蒼龍デルメジウス「絵」

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 リガル♀は大将補佐官グレイト♂と2等曹士アドモニティオー♀の追跡を振り切り、影のように街の路地を駆け抜けていった。

その瞳には冷徹な決意が光る。無双剣士ライオネットを救おうとする気持ちは微塵もなく、ただ己の生存と任務完遂のみを考えていた。


 「……さようなら、ライ先生」

リガル♀は背後を一瞥もせず、無情にも仲間を見捨てて逃走を続ける。


一方、地面に倒れた無双剣士ライオネットは、グレイト♂とアドモニティオー♀に確実に押さえ込まれ、強制的に拘束されてしまった。


  「無双剣士ライオネット!貴様、逮捕するぞッ!」

グレイト♂の声は冷たく、決意に満ちていた。


 「ハッ!」

アドモニティオー♀もすかさず声を掛け、二人がかりでライオネットの身動きを封じる。


こうして無双剣士ライオネットは捕縛され、リガル♀の裏切りとともに完全に孤立することとなった。


       ~~~~~~~~~~一週間前~~~~~~~~~~


その頃、松岡修造達は平穏を揺るがす、あまりにも巨大な脅威に直面していた。

空の彼方から、突如として邪蒼龍デルメジウスが姿を現したのだ。

挿絵(By みてみん)

             ↑(邪蒼龍デルメジウス)

  「何だ……こいつは!?」

松岡修造は咄嗟に後ずさり、目を見開いた。


 「翼開長、18メートルはありそうね……!」

アルキマイ♀も恐怖で声が震えている。


 「未だに龍が存在していたとは……信じられないわ」

メルリン♀は動揺を隠せず、ただ状況を見守るしかなかった。


松岡修造は目の前の巨龍のステータスを確認し、直感で勝ち目がないことを悟る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

邪蒼龍デルメジウス Lv.138/龍族

HP:1,700,000/1,700,000

MP:10,000/10,000

戦闘スキル:ファントムブレス(音もなく対象を灰にする)

サブスキル:ファイナルブレス(対象1体に9999ダメージ)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  「皆、逃げるぞッ!」

松岡修造は恐怖を押し殺し、仲間に叫ぶ。


  「何であんな強い龍がまだ生きてるのよッ!」

アルキマイ♀の叫びに、メルリン♀は少し苛立ちながらも答えた。


 「知らないわよ、そんなの!」


邪蒼龍デルメジウスは喉から濁った唸りを上げ、涎を垂らしながら松岡修造達に向かって襲い掛かる。


 「いやぁあああああああ!死にたくないッ!」

アルキマイ♀は後ずさりながら絶叫する。


 「そんなの……神話上の生物よッ!」

メルリン♀も恐怖を押し殺して叫ぶが、その瞳は焦りで揺れている。


松岡修造は邪眼の力で、未来のビジョンを見た。

自身が龍の巨大な顎に頭から食べられる未来――その恐怖がリアルに脳裏に浮かぶ。


  「ぎゃーーー!!!俺、今邪眼の能力を使わなければ……喰われていたよォォォ!!!」

胸を撫で下ろす松岡修造。


 「生きててよかったじゃないッ!」

メルリン♀は安堵の声を漏らす。

 

 「もう、俺……生きられないかもしれない……」

修造は青ざめた顔で小さく呟く。


三人は必死に近くの廃屋へと逃げ込むが、邪蒼龍デルメジウスは容赦しない。

その強力な顎が廃屋の屋根を粉砕し、更なる追撃を仕掛けてきた。


 「不味い……もう、だめかも……」

修造の声がかすれ、恐怖が全身を貫く。


 「いいえ、まだよ!近くに洞窟があるわ!そこに避難しましょう!」

メルリン♀は冷静に指示を出し、三人は辛うじて洞窟へと逃げ込むことができた。


 「ハァ……ハァ……ハァ……(;´Д`)」

修造の息は荒く、全身の力が抜けていく。


 「ぜーーはーーー、ぜーーはーーー。」

メルリン♀も荒い呼吸で息を整える。


 「何でこの辺に、あんな強力な龍がいるのよ!?」

アルキマイ♀は怒りと恐怖を混ぜて叫ぶ。


 「そんなの……こっちが訊きたいよ……」

修造も半ば呆然と答えた。


しかし会話もそこまで――洞窟の奥から、邪蒼龍デルメジウスが巨体を滑り込ませ、顔を洞窟内に突っ込み始めた。


 「いやぁああああああ!何て日だァアアアアア!」

松岡修造達の悲鳴が、洞窟内にこだました。


果たして松岡修造達は、邪蒼龍デルメジウスの圧倒的な力から逃れ、生き延びることができるのか――。


次回、松岡修造と仲間達の究極のサバイバルバトルが幕を開ける……!

貴方なら邪蒼龍デルメジウスをどう斃します?

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