061将官会議「絵」
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幕僚長クレイドグレイシーは威厳ある姿で、広間に集まった幹部達を見渡した。
↑(幕僚長クレイドグレイシー)
空中には戦略マップが投影され、無数の情報が点滅している。
そして優れた将官だけを呼び寄せて将官会議をした。
「皆さん、今日はお集まりいただき感謝する。今回の要件は3つだ。」
クレイドグレイシーの声は低く、冷徹な響きを帯びていた。
「まず一つ目は、無双剣士ライオネットの暗殺。二つ目はリガル♀の暗殺。そして三つ目は、我が幕僚長軍における核開発施設の監視強化だ。以前、我々の前身である鬼神魔王軍の施設は、スパイの侵入を許すという失態を犯した。この失敗を二度と繰り返してはならない。監視の強化は急務である。」
大将ブレイド♂は眉をひそめ、少し困惑気味に口を開いた。
「それにしても……無双剣士ライオネットが我が軍の敵、スパイだなんて、今でも信じられません……」
大将補佐官グレイト♂は拳を握りしめ、目を潤ませながら答えた。
「その通りです……あいつは本当に、良い奴でした。我々の敵として一万人もの犠牲をもたらしてくれた……いや、泣けます……」
クレイドグレイシーは溜息をつき、冷たい目で二人を見渡した。
「私も信じたくはない。だが……現実として、この話は恐らく事実だ。質問はあるか?」
大将補佐官グレイト♂は毅然と立ち上がる。
「私と私の部下が、無双剣士ライオネットが本当に敵のスパイかどうか、確認して参ります!」
クレイドグレイシーは深く溜息をついた。
その瞳には、わずかな苛立ちと、しかし計画に狂いがあってはならないという冷徹さが宿っていた。
――そして、補佐官とその部下は単身、エリドゥへと潜入した。
「ここが……エリドゥか……」
大将補佐官グレイト♂は周囲を警戒しながら呟く。
街は活気に溢れ、人々の声で賑やかだった。
「凄い活気ですね……」
2等曹士アドモニティオー♀も目を見張る。
二人は必死に、無双剣士ライオネットとリガル♀の姿を探す。しかし、街の人混みに紛れ、一向にその姿は見えない。
「何故だ……何故見つからない!?」
焦燥がグレイト♂の声に滲む。
「もしかしたら、他の暗殺部隊が先に行動して、既に……」
アドモニティオー♀の声は震えた。
「……それはないと信じたい……」
グレイト♂は自分自身に言い聞かせるように呟く。
――そして、探索開始からおよそ三時間後――
ついに、彼らは二人の目標を発見した。
「ヤベッ!リガル、逃げるぞゥ!」
無双剣士ライオネットは咄嗟に後方を振り返り、リガル♀に声を掛けた。
「はいですー!」
リガル♀も素早く反応し、すぐさま走り出す。
「ちょっと待ちやがれッ!」
大将補佐官グレイト♂は叫び、手にした縄を構えた。
「待ってくださいよ!話を訊きたいだけなんですって!」
アドモニティオー♀も後ろから声を掛ける。
「そんな事言って油断させる気だろ!そんな手に引っ掛かる訳ねーだろ、莫ーーーーーー迦!」
ライオネットは冷や汗を流しつつも、鋭い目で敵を睨みつける。
だが、縄は無情にもライオネットの足首に絡みつき、バランスを崩して地面に倒れ込む。
「畜生!イッテー!!!!」
無双剣士ライオネットは痛みに顔を歪める。
「逃げるからだ、莫迦者」
グレイト♂は冷静に言い放つ。
さらにアドモニティオー♀が後方からライオネットを拘束し、その暴れる腕を抑え込む。
「ヤメロー!シニタクナーイ!シニタクナーイ!シニタクナーイ!」
ライオネットは必死に叫び、全身で抵抗する。
しかし、グレイト♂は容赦なく彼の腹を打ち、ライオネットはついに気絶した。
――果たして、無双剣士ライオネットとリガル♀は、この危機を乗り越え、生き延びることができるのか……。
次回――暗躍する幕僚長軍の追撃がついに始まる……!
大将補佐官グレイト♂は無双剣士ライオネットと同期です。




