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異世界迷宮松岡修造くん  作者: 勇氣
第三章邪眼覚醒編

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057牡牛(ブル・オブ・ヘヴン)「絵二枚」

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 サヤーフ・ムムヘの凱旋からしばらく経ち、舞台は一転――松岡修造とアルキマイ♀、メルリン♀の討伐チームに移る。


アルキマイ♀

 「今回の討伐対象、牡牛――ブル・オブ・ヘヴンは体長約4メートルらしいわ。」


修造

 「えっ、4メートル!? マジですか!? 滅茶苦茶ドデカイじゃないですかッ!」


メルリン♀

 「そんなに大きいなら、直ぐに見つけられそうね……」


三人が話しながら森を進めば、案の定、遠くに巨大な影が揺れる。

挿絵(By みてみん)

修造

 「あれが……牡牛(ブル・オブ・ヘヴン)ッ! なんて大きさだ……!」


アルキマイ♀

 「角幅は約3.02メートルね。慎重に行かないと、ひと突きで大怪我は確実よ。」


メルリン♀

 「角もあんなに大きいなんて……想定外だわ。気を抜けない。」


修造

 「角に刺されたら命はないですね……」


メルリン♀

 「慎重に。三人で囲みつつ攻撃するわ。隙を与えずに仕留めましょう。」


修造

 「はいッ!」


アルキマイ♀

 「了解!」


三人は慎重に距離を取り、囲みを形成する。しかし、牡牛は予想以上に敏捷で、突然暴れ出した。


牡牛(ブル・オブ・ヘヴン)

 「モォオオオオオオオオ!!!!!!!」


松岡修造に向かって勢いよく突進してくる。

修造は長年の相棒であるアルスランテペの剣を抜き、居合い斬りの構えを取った。


修造

 「居合い斬りィイイイイ!」


しかし、牡牛の巨大な角に居合斬りは弾かれ、アルスランテペの剣は粉々に砕け飛んだ。


修造

 「うわぁああああッ! 俺の相棒がぁああああああああ!」


アルキマイ♀

 「……悲惨ね。」


メルリン♀

 「でも修造、激重剣『トゥクル』があるじゃない! 落ち込んでる暇はないわ!」


松岡修造は折れた相棒の剣を前に呆然と立ち尽くす。


修造

 「相棒~~~~……(;ω;)」


アルキマイ♀

 「こんな時にメソメソしてるんじゃないッ! 次の攻撃が来るわよッ!」


牡牛は再び全力で修造に突進してくる。


修造

 「よし……俺は相棒の死を乗り越えるッ! 今度こそトゥクルで止めるッ!」


剣を握り直し、修造はトゥクルを振るった。

その一撃が牡牛の脳天に直撃する。


牡牛(ブル・オブ・ヘヴン)

 「モーーーン↓」


巨大な生物は力なくその場に倒れ込み、痙攣を起こす。

修造

 「しゃーーーーーー!!! 俺たちの勝利だァアアア!!!」


だが、まだ油断はできない。牡牛は微かに足をばたつかせ、再び立ち上がる気配を見せていた。


アルキマイ♀

 「流石は修造ね……! でもこのままじゃ危険よ。首をしっかり切断して完全に倒すのよ!」


修造

 「わかりました……メルリン♀、ヒズク・アルで俺を強化してくれ!」


メルリン♀

 「任せてッ! ヒズク・アルッ!!」


力を増幅された修造は再び剣を振るい、牡牛の首を一閃。

返り血が飛び散り、アルキマイ♀とメルリン♀は全身を血で染められた。


修造

 「ごめん……皆、悪気はないんだ! 許してくれるよね……?」


しかし、二人の怒りは収まらない。


メルリン♀

 「ごめんじゃないわよ! 修造、私のお洋服が血だらけじゃない!」


アルキマイ♀

 「そうよっ! 散々迷惑かけて……!」


松岡修造はその場で二人にボコボコにされ、身動きもできない。


修造

 「酷いよ……」


メルリン♀

 「酷いのはあなただわ! 何度も危険に巻き込まれるんだから!」


アルキマイ♀

 「ほんと、もう……次からは反省して頂戴ね!」


こうして、松岡修造御一行は無事に討伐を完了した。

伝説の牡牛――ブル・オブ・ヘヴンを倒し、報酬として銀2万シェケルを手に入れることができたのだった。修造は相棒を失った悲しみと共に、仲間の力を改めて実感しながら、血まみれになった自分たちの姿を見つめた。だが、その顔には誇りと達成感が溢れていた。

最後迄読んでくれてありがとうございます。

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