052ギボル・ヘレヴVS騎士長アク「絵」
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113歳の老剣士、ギボル・ヘレヴは大地を踏みしめ、剣を握り直した。
その姿は老いてなお威厳を放ち、まるで戦場に静寂の嵐を呼ぶかのようだった。
ギボル・ヘレヴ
「覇王剣術奥義、刹那斬――ッ!ウォオオオオオオーーー!」
その瞬間、空気が震え、地面が微かに割れるほどの衝撃波が走った。
一方、騎士長アクも負けじと異空間から武器を召喚する。
騎士長アク
「Magick knife 2ッ!うおおおおおおおおおおお!」
両者の一撃が交錯すると、周囲の空はまるで裂けるように眩く光り、戦場は瞬く間に灼熱の戦場と化した。
金属音と魔力の閃光が交わり、互角の戦いが続く。
ギボル・ヘレヴは息を荒くし、膝をつく。
長年の戦いで衰えた身体が悲鳴を上げる。
ギボル・ヘレヴ
「はぁ……はぁ……はぁ……わしも歳を取ったのう……」
騎士長アクは冷酷な笑みを浮かべ、剣を振るう手を止めない。
騎士長アク
「ジジイ……安らかに、殺してやる……」
アクの手から、異空間に浮かぶ三本のMagick knifeがギボル・ヘレヴを取り囲む。
その瞬間、戦場は凄絶な緊張に包まれた。
騎士長アク
「喰らえ!Magick knife 3ィイイ!」
だが、ギボル・ヘレヴの背後で、忠義厚いキシュ隊員たちが体を張った。
三人は己の命を盾に、老剣士を守るため立ちはだかる。
キシュ隊員ハヤレイ
「グハァッ(吐血)」
キシュ隊員ヘヴレイ
「痛ぇけど……爺さんを護れて良かったぜ……(吐血)」
キシュ隊員ヘヴェル
「爺さん、逃げてッ!ボフェッ(吐血)」
ギボル・ヘレヴは胸に熱いものが込み上げる。
ギボル・ヘレヴ
「お前たち……何故老い先短い儂のために……!」
キシュ隊員ハヤレイ
「爺さんはこの中で一番強いからですよ……!」
キシュ隊員ヘヴレイ
「今は逃げて、身体を癒して……!」
だが、護り抜いた犠牲はあまりにも大きく、三人のキシュ隊員は無惨に倒れた。
血に染まった戦場に、老剣士の目に涙が滲む。
↑(冷静に戦局を眺めるジュシュル王)
その光景を遠くから見ていたキシュ第1王朝、ジュシュル王は静かに歩を進めた。
威厳が全身から滲み出し、周囲の空気を張り詰めさせる。
ジュシュル王
「後は余に任せろ……一撃で終わらせてやる……」
彼は槍を構え、地面を踏みしめながら、戦場に王の圧を解き放つ。
その姿は、まさに王として生まれた者の威厳そのものだった。
ジュシュル王
「ハスタ・ディウィナ。」
放たれた必殺技は雷光の如く輝き、直撃した騎士長アクの胸を貫いた。
騎士長アク
「莫迦なッ……!?王宮でぬくぬくしていたような王族に、この俺が……ぐふぁッ!」(吐血)
ジュシュル王は冷徹に微笑む。
ジュシュル王
「生憎だが、余は毎日王宮で武術稽古を欠かしていなかった。それを、そこらの弱小王族と一緒にするな。」
騎士長アクは動けず、そのまま絶命した。
ギボル・ヘレヴは深く頭を垂れ、感謝の意を伝える。
ギボル・ヘレヴ
「助けて下さり、誠にありがとうございます……。ですが、何故それ程の力があるのに、戦死する前に隊員たちを守って下さらなかったのですか?」
ジュシュル王は冷ややかに答えた。
ジュシュル王
「余は潔癖症である。戦えば返り血が付く。隊員など、国があればいくらでも補充できる。」
その言葉にギボル・ヘレヴは言葉を失った。
忠義を尽くした兵士たちの死を前に、王の冷酷さが突き刺さる。
ギボル・ヘレヴの心には、深い哀しみと怒りが渦巻いた――。
衝撃的な結末でした。




