051ギボル・ヘレヴ「絵」
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話は少し遡る――。
ラヴ・オーマン・バヘレヴが長く過酷な旅路へ旅立ったその後、ギボル・ヘレヴは深い思索に沈んでいた。
ギボル・ヘレヴ
「くっ……俺も、もし剣を再び振れるようになれば、神器の試練に挑めるかもしれないのに……!」
その悶々とした心境を察したアルリム王が、静かに問いかけた。
アルリム王
「その腕で、再び剣を振りたいのか?」
ギボル・ヘレヴは迷うことなく答える。
ギボル・ヘレヴ
「はい、もちろんです。」
アルリム王はにやりと笑うと、そっと告げた。
アルリム王
「よかろう。では、一流の治癒魔法使いに会わせてやろう。」
ギボル・ヘレヴは希望を胸に抱き、王に従って宮殿の奥へと進む。
その部屋には、王国随一と謳われる治癒魔法使い、ゾファンが待っていた。
ゾファン
「王よ……何の御用でしょうか。私にできることなら何なりとお申し付けください。」
アルリム王はギボル・ヘレヴを見据え、静かに言った。
アルリム王
「ゾファン、この者の腕を、完全に治してやってくれ。」
ゾファンは力強く頷き、魔法の力をその腕に注ぎ込む。
光と蒼いエネルギーが交錯する中、ギボル・ヘレヴの失われた力が徐々に戻っていった。
ギボル・ヘレヴ
「……この御恩、一生忘れませんッ!」
アルリム王は静かに頷き、次の任務を告げる。
アルリム王
「では、依頼だ。キシュ第1王朝初代王ジュシュル(Jushur)から、鬼神魔王軍の侵攻の報が入った。どうか支援してきてくれ。
エリドゥからキシュまで片道300km、保存食は往復30日分を用意した。
武器はアルスランテペの剣を二本支給する。なお、キシュの残存兵力は約2,000名とのことだ。」
ギボル・ヘレヴは即座に応じた。
ギボル・ヘレヴ
「ハッ!仰せの通り、速やかに向かいますッ!」
こうして、ギボル・ヘレヴはキシュへと出発した――。
~~~~~~~~~~約12日後~~~~~~~~~~
ギボル・ヘレヴが辿り着いたキシュの地は、荒れ果て、まるで死の香りが漂う戦場のようだった。
鬼神魔王軍の兵士たちが町のあちこちに溢れ、城壁の影に潜み、まさに街全体が戦慄していた。
ギボル・ヘレヴ
「……鬼神魔王軍の総数、およそ8,000体……。対してキシュの残り兵力はわずか500……戦局は絶望的だ……」
覚悟を決めたギボル・ヘレヴは、荒れ果てた街中で剣を握り、咆哮をあげる。
ギボル・ヘレヴ
「うおおおおおおおお!」
剣閃が光を放ち、鬼神魔王軍の雑兵を斬り裂く。
その光景に、キシュ兵たちの目に希望の光が戻った。
↑(ギボル・ヘレヴが縦横無尽に敵を殺して喜ぶハヤレイ、ヘヴレイ、ヘヴェル)
キシュ隊員ハヤレイ
「増援が来てくれたぞ!」
キシュ隊員ヘヴレイ
「やったーー!」
キシュ隊員ヘヴェル
「これで……勝てるかもしれない……!!!」
だが戦いは苛烈を極め、2時間後には鬼神魔王軍の数は僅か1体となり、キシュの守備隊員もわずか3名にまで減っていた。
騎士長アク
「遂に……俺だけか……」
ギボル・ヘレヴは剣を握りしめ、死を覚悟した鬼神魔王軍騎士長アクを見据えた。
ギボル・ヘレヴ
「後は、お前を倒すだけだッ!」
騎士長アクは不敵な笑みを浮かべる。
騎士長アク
「疲労困憊な状態で、俺を倒せるとでも思ったか、舐めるなよ……!形態変化ッ!剣聖をここで潰してやるッ!」
ギボル・ヘレヴの背筋に戦慄が走る。
目の前でアクの身体が異様な形態に変化し、剣聖としての恐怖の姿が浮かび上がる。
ギボル・ヘレヴの心臓が激しく打つ。
だが、眼前の敵に対する恐怖を超えた覚悟が、彼の身体を突き動かす。
果たしてギボル・ヘレヴは、この最強の騎士長アクを討ち、キシュを救うことができるのか――。
次回に続く……!
騎士長アクは滅茶苦茶強いです。




