045アルキマイ「絵」
推敲しました。
暫くの沈黙の後、村に突如一人の女性が現れた。
アルキマイ♀――長い茶髪を風になびかせ、松岡修造を見据えていた。
アルキマイ♀ 「私はアルキマイと申します。……実は、あなたが搭乗していた戦闘機を魔法で修復いたしました。」
その衝撃的な言葉に、松岡修造は思わず顎が外れそうになる。
修造 「あぐぐっぐぐぐ……」
メルリン♀ 「修造、落ち着いて!」
アルキマイ♀は落ち着いた声で説明を続ける。
アルキマイ♀ 「厳密には、戦闘機が地面に衝突する前に魔法で無重力状態にし、墜落を防ぎました。その後、完全修復までに二年の歳月を要しました。……直すのは並大抵ではありませんでしたよ。」
松岡修造はその気の遠くなるような話に感謝しかない。
修造 「ありがとう……アルキマイさん!」
アルキマイ♀ 「もし、この戦闘機を正式にお譲りするなら、銀5000シェケル頂戴します。」
……いや、これは滅茶苦茶吹っ掛けすぎだ。しかし松岡修造は迷わず承諾した。
修造 「もちろん!ありがとうございます!」
二人はしっかりと握手を交わし、銀5000シェケルを支払った。
松岡修造の残金は、銀628シェケルとなった。
メルリン♀ 「……修造、意外とお金持ちだったのね!」
メルリン♀は驚きを隠せない様子で、松岡修造を見つめる。
アルキマイ♀はにっこり笑いながら提案する。
アルキマイ♀ 「もしガトリング砲の弾薬も必要なら、追加でお支払いいただければ一流の弾薬を作ります。」
松岡修造は少しずつ、失われていた記憶を取り戻しつつあった。
戦闘機に関する記憶と、戦場での自身の行動の断片が甦る。
アルキマイ♀は松岡修造とメルリン♀を戦闘機まで案内した。
アルキマイ♀ 「ミサイルは現在12発搭載されています。」
修造 「ありがてぇ……!」
松岡修造の目は輝き、思わず拳を握る。
アルキマイ♀は続けて、戦闘機用の弾薬を取り出した。
アルキマイ♀ 「こちらは20×102mm弾薬です。」
修造 「弾薬は1000発、いくらですか?」
アルキマイ♀ 「修造様に限り、特別価格で45シェケルです。」
修造 「それなら銀45シェケルで1000発、発注お願いします!」
アルキマイ♀ 「かしこまりました。ご注文ありがとうございます。」
計1000発の発注を済ませ、松岡修造の残金は銀583シェケルとなった。
しかし、アルキマイ♀はすぐに重要な注意を加えた。
アルキマイ♀ 「ただし、この施設には滑走路がありません。滑走路がないと戦闘機を安全に飛ばすことはできません。滑走路を作るには銀1000シェケルが必要です。」
松岡修造は財布を確認して愕然とした。
修造 「幾らなんでも持ってないぜ……!」
アルキマイ♀は唇を尖らせ、少し失望した表情を見せた。
アルキマイ♀「滑走路を舐めてはいけません。滑走路の質が高ければ、戦闘機の状態は段違いに向上します。戦闘機は傷や埃に弱く、滑走路が悪路なら飛行すら困難です。無理に飛ばせばバードストライクや障害物に衝突する危険もあります。小石一つ残さず取り除くのも必須事項です。」
修造 「だが、北部ウバイド国家では滑走路がなくても飛び立てたぞ!」
アルキマイ♀は瞬時に激昂した。
アルキマイ♀ 「何て無茶な事をしたんですか!だからタイヤはパンクしていたのです!貴方は完全にパイロット失格です!」
松岡修造は額に汗をかきつつも、心の中で奮闘する。
果たして、アルキマイ♀の長い説教を耐え切り、戦闘機の準備を無事終えることができるのか――
次回に続く……!!!!
裏設定 Lv.123大魔法使いアルキマイ♀




