035サヤーフ・ムムヘVSギボル・ヘレヴ2
推敲しました。
それから次の両者の剣気が激突し、会場の地面が**バキィン!**と割れる。
観客は息を呑み、誰一人声を出せない。
ギボル・ヘレヴ♂
「来るか……次で決めるぞサヤーフ!!」
サヤーフ・ムムヘ♂
「望むところだァ!!」
二人は同時に構える。
ギボルは剣を天に掲げ、全身の闘気を一点に集中させる。
筋肉が軋み、血管が浮き出る。
ギボル
「覇王剣術・最終奥義――覇王・天断!!」
観客
「な、なんだあの剣気は!?空が…割れる!?」
一方サヤーフは、静かに目を閉じる。
脳裏に浮かぶのは――弟子・修造の姿。
修造(回想)
「師匠!俺、いつか師匠みたいな剣士になります!」
サヤーフ
「……ふっ」
目を開いた瞬間、サヤーフの剣から蒼い龍の気が噴き上がる。
サヤーフ
「弟子の未来……
そして剣の誇りに懸けて――」
剣を構え直し、叫ぶ。
サヤーフ
「真・龍滅気斬!!」
――次の瞬間。
二人は同時に踏み込んだ!!
覇王の斬撃と、龍の斬撃が正面衝突。
ドゴォォォォン!!!!
光が弾け、衝撃波が観客席まで吹き飛ばす。
アルメル♀
「きゃあっ!!」
ベニス
「み、見えねぇ……!!」
――煙が晴れる。
そこに立っていたのは……
剣を地面に突き立て、片膝をつくギボル・ヘレヴ。
ギボル
「……見事だ……サヤーフ……」
そしてサヤーフは、剣を支えに立っていたが――
その刃は、根元から砕けていた。
サヤーフ
「……引き分け、か」
ギボルは笑う。
ギボル
「違うな……」
ゆっくり立ち上がり、剣を捨てる。
ギボル
「俺は……もう剣を振れん。
だが、お前はまだ進める」
サヤーフ
「ギボル……!」
ギボル
「至高の剣士は……
“勝った者”じゃない……」
サヤーフの胸を指差す。
ギボル
「次の時代を託せる者だ」
そのまま、ギボルは倒れ――
気を失った。
審判ジョナサン
「し、試合終了!!
勝者……サヤーフ・ムムヘ選手ッ!!!」
歓声が爆発する。
だがサヤーフは、剣を掲げない。
サヤーフ
「俺一人の勝利じゃねぇ……
これは――二人の剣の結末だ」
サヤーフは空を見上げ、ニッと笑う。
サヤーフ
「見てろよ修造……
次はお前の時代だ」
――こうして
至高の剣士決定戦・決勝は幕を閉じ、
新たな世代の物語が、今始まる――!!
~~~~~~~~~~第二章~~~~~~~~~~
完
一週間以内に続編を執筆します。




