189レクス・ハンマラーフVSラキシュ「絵二枚」
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ラキシュ♂世界樹ユグドラシルの頂上でレクス・ハンマラーフを見ていた。
ラキシュ♂
「あれが伝説のドラゴンッ!」
見た目雄々しくその威厳に満ちた顔がラキシュ♂に近付いた。
レクス・ハンマラーフ
「そなたは何故我に近付いた。」
ラキシュ♂
「貴方の血が依頼を達成する為に必要なので近付きました。」
レクス・ハンマラーフ
「それなら実力で奪い取って見せろォオオ!」
こうしてレクス・ハンマラーフとラキシュ♂の戦いが始まる。レクス・ハンマラーフの咆哮が、世界樹ユグドラシルの頂を激震させた。雲海が吹き飛び、太古から存在する巨木の枝葉が悲鳴を上げて揺れる。
「グルルルルァァァッ!!」
圧倒的なプレッシャーと共に、伝説のドラゴンがその巨体を躍動させた。最初の一撃は、天を焦がすほどの紅蓮のブレス。ラキシュ♂は瞬時に足元の太枝を蹴り、大きく後方へと跳躍する。先ほどまで彼が立っていた場所は、一瞬にしてドロドロのマグマと化していた。
「くっ、流石は伝説……挨拶代わりの一撃が規格外すぎるぜ!」
熱風に顔を歪めながらも、ラキシュ♂は背中の大剣を引き抜く。狙うはただ一つ、その身に流れる無比なる『龍の血』。しかし、それは決して容易く手に入る代物ではない。レクス・ハンマラーフは翼を羽ばたかせ、空へと舞い上がった。そこから急降下しながら、鋼鉄すら容易く引き裂く巨大な爪を振り下ろす。
ラキシュ♂は大剣を盾にしてその一撃を受け止めた。
——ガキィィィィンッ!
火花が散り、激しい衝撃波が周囲に走る。ラキシュ♂の腕の骨が軋み、足元の世界樹の樹皮が深々と抉れた。
「ぬぅぅぅあっ!」
気合いと共に鉄剣を弾き返し、ラキシュ♂は反撃に転じる。ドラゴンの懐へと潜り込み、渾身の力を込めた斬撃をその腹部へと放つ。
しかし、鉄剣はレクス・ハンマラーフの分厚い鱗に弾かれ、鈍い音を立てるだけだった。
「硬いな……なら、これならどうだ!」
ラキシュ♂は距離を取り、魔力を刃に集中させる。鉄剣が青白い光を帯び、バチバチと雷光が走り始めた。
「小賢しい人間め! 我が鱗を穿てると思うな!」
レクス・ハンマラーフは太く強靭な尻尾を鞭のように振るい、ラキシュ♂を薙ぎ払おうとする。ラキシュ♂は身を屈めてそれをギリギリで回避すると、そのまま大地の反発力を利用して高く跳び上がった。
「雷鳴剣・迅雷ッ!」
隠しスキルである雷鳴剣・迅雷により重力と魔力、そして自身の全身体重を乗せた一撃が、ドラゴンの背中、首の付け根付近へと叩き込まれる。青白い稲妻が爆ぜ、硬質な鱗の隙間を縫って雷撃が打ち込まれた。
「グガァァァァッ!?」
雷の痺れにレクス・ハンマラーフが体勢を崩す。しかし、伝説の龍の反撃は凄まじかった。痛みに怒り狂い、その巨体を捻ってラキシュ♂を翼で弾き飛ばす。
世界樹ユグドラシルの太い枝に激突し、血を吐くラキシュ♂。全身の骨が砕けそうな激痛が走るが、その目はまだ死んでいなかった。
「……浅いか。だが、ダメージは通っている!」
ラキシュ♂は懐から特殊な魔道具の小瓶を取り出し、左手に握りしめる。もたもたしている暇はない。再びブレスを放とうと、レクス・ハンマラーフの口内に膨大な熱量が収束していく。
「これで……決めるッ!」
ラキシュ♂は残された全魔力を両足と剣に注ぎ込んだ。ブレスが放たれるコンマ数秒前、彼は限界を超えた速度で地を蹴る。極太の火柱が彼の残像を焼き焦がす中、ラキシュ♂はブレスの軌道を螺旋状に躱しながら、ドラゴンの顔の横へと肉薄した。
「おおおおおおおッ!」
狙うは、先ほどの雷撃で僅かに鱗が剥がれ、防御が脆くなっていた首筋の一点。鉄剣の切っ先が、悲鳴を上げるほどの速度で突き出される。
——ズガァァァンッ!
強烈な破砕音と共に、ついに鉄剣が伝説の龍の鱗を貫き、浅く、しかし確かにその肉を裂いた。
「グォォォォォォォォォッ!!」
天を衝くようなドラゴンの絶叫。その首筋から、ルビーのように赤く輝き、莫大な魔力を秘めた『龍の血』が空中にほとばしる。吹き飛ばされそうになる暴風の中、ラキシュ♂は空中で左手を伸ばし、溢れ出た数滴の血を見事に小瓶へと収めた。そのまま重力に従って落下し、世界樹ユグドラシルの葉をクッションにして不時着するラキシュ♂。全身傷だらけで息も絶え絶えだが、その手には赤く脈打つように光る小瓶がしっかりと握られていた。上空では、首筋から血を流しながらも、レクス・ハンマラーフが忌々しげに、しかしどこか感心したような瞳で眼下の人間を見下ろしていた。
ラキシュ♂
「という訳だ!」
松岡修造
「流石ラキシュ♂だ!」
ラキシュ♂
「まぁそれ程でもあるぜ!」
リリス♀
「結局斃せてないとかやはり人間の限界を感じるわね!」
ナチス軍人ハンス♂
「おい!リリス♀失礼だぞ!」
ラキシュ♂
「構わない。そいつの言う通りだ。」
パナケイア♀
「万能薬が出来たわよ!」
松岡修造
「ヨッシャ!ラキシュ♂一緒に来てくれ!ラキシュ♂の時空間移動でマルカ先生♀を一刻も早く救いたいんだ!」
ラキシュ♂
「いいぜ!サービスしてやる!」
ラキシュ♂は微笑んで言った。
果たして万能薬を無事マルカ先生♀に飲ませる事が出来るのか?
次回に続く...!
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