169六時限目文学・神話朗読&暗誦「絵」
もし私の小説を次のレベルへと押し上げたいならブックマーク、高評価、リアクションをお願いします。
松岡修造はエドゥッバという学校で六時限目の授業である文学・神話朗読&暗誦をする事になる。
そこに文学・神話朗読&暗誦の先生であるタリア先生がやって来た。
タリア先生
「それでは号令をお願いします。」
学級委員長エララ
「起立!気を付け!礼!着席!」
タリア先生
「えーでは先ず模範唱和と「聴く」訓練を説明します。暗誦の第一歩は、教師(「父」と呼ばれた校長や、専門の助手)による模範朗読を聴くことです。ここに校長が発した言葉の写しがあります。リズムと韻律の習得: シュメール文学は独特のリズムや並行句(同じ意味を言葉を変えて繰り返す技法)を持ちます。学生は教師の後に続いて唱和することで、耳からその形式を叩き込みます。口承伝統の継承も大事です。書き言葉と話し言葉が密接に関連しており、文字を読み書き出来る事と同じ位、「正しく朗読できること」がエリート書記の証とされています。 粘土板への書き写し(写本作業)暗誦を助けるための物理的な訓練として、文学作品の書写が繰り返されます。抜粋の暗記: では『エンメルカルとアラッタ市の領主』といった長大な物語のなかから、特定の段落を粘土板の表側に教師が書き、裏側に学生が記憶を頼りに再現するという訓練を行います。「教育用標準テキスト」の存在: 文学作品のなかでも特に重要視された10の作品(通称「デカド」)があり、これらはすべての学生が完全に暗誦・書写出来る様求めます。朗読における「パフォーマンス」エドゥッバでの朗読は、演劇的あるいは儀礼的な側面を持ちます。抑揚と感情表現: 神話(神々の戦いや嘆きの歌など)を朗読する際は、その内容に合わせた抑揚や身振りが伴う事もあります。これは、将来書記として宮廷や神殿で詩歌を披露するための訓練でもあります。集団での唱和: 複数の学生が同時に同じテキストを唱えることで、集団としての規律と正確な発音を維持します。記憶の定着を確認する試験上級生になると、教師からの口頭での問いに対して、適切な文学的フレーズで答える、あるいは特定の神話を最初から最後まで淀みなく暗誦するといった試験が行われます。語彙力の誇示: 難しい専門用語や、日常では使われない古風な表現をどれだけ暗記しているかが、成績に直結します。知恵の継承: 単なるストーリーの暗記ではなく、その神話が持つ道徳的教訓や政治的背景を理解していることも重視されます。エドゥッバの学習でよく使われる作品例『デカド(10の選集)』では王への賛歌や法的な格言集です。『ルガル・バンド』は 英雄の冒険譚です。『エドゥッバ作文』: 「学校での一日」を描いた、学生自身の生活に関するユーモラスなテキストです。このように、エドゥッバにおける文学・神話の学習は、「耳で聴き、口で唱え、手で写し、心に刻む」という多角的なアプローチで行われていました。」
松岡修造
(毎回思うんだけどこの学校の先生方は言葉だけで理解して貰えると思っているのかな?一度にこんなに言われても普通理解出来ないだろ...でも俺以外の奴等は先生の話を聴くだけで理解出来るんだよな...)
タリア先生
「それでは模範唱和」(Recitation)をします。大きな粘土板を見て皆さんも一緒に唱和して下さいね!」
松岡修造
「先生俺まだ粘土板が読めません!」
タリア先生
「そう...それじゃ先生の近くに来て復唱してね!」
松岡修造
「はい。」
タリア先生
「模範唱和」(Recitation)では単に文字を読むのではなく、独特の韻律と抑揚をつけて、神話や王への賛歌を「歌うように」唱えます。これは、貴方達に正しい発音、リズム、そして作品が持つ感情表現を伝えるためです。学生による「唱和」と「聴写」(Chanting and Dictation)教師の前に座っている学生たちは、教師の朗読を注意深く聴いて下さいね。 君達は、教師が区切りの良いところで止めると、全員でその箇所を復唱(唱和)します。これにより、耳と口を使ってテキストを記憶します。其の後書き取りで教師の朗読を聴きながら、自分の手元にある小さな粘土板に書き取る(聴写)ことも行いましょう。これは、聴覚と触覚(文字を書く動作)を組み合わせた強力な記憶術です。粘土板による「反復練習」と「暗誦試験」(Practice and Examination)も大事です。私が暗誦の確認をします。 十分に練習した後、学生は私の前で、粘土板を見ずにその箇所を暗誦します。私は、貴方達が淀みなく、かつ正しい抑揚で唱えられるかを確認し、合格すれば次の段落へ進むことが出来ます。このように、エドゥッバにおける文学・神話の学習は、「聴く」、「唱える」、「書く」、「暗記する」というプロセスを、教師による模範と集団での訓練を通じて、何年もかけて繰り返す物です。これらの物語を完璧に暗誦できることは、単なる知識ではなく、高度な教養と社会的なステイタス(エリート書記としての証)です!皆さんも完璧に暗誦出来る様に頑張って下さいね!」
松岡修造
(この先生話長いな...つーか良くこんなに話しているのに噛まないよな。そこだけはスゲー尊敬するぜ!)
タリア先生
「それではウラ・ハブッル!」
生徒一同
「ウラ・ハブッル!」
タリア先生
「この言葉はもっとも有名なリストで、樹木、木製品、葦、土器、皮革、金属、動物(野生・家畜)、肉の部位、地名、食物など、世界のあらゆる事物を網羅しています。私が「樹木」と言えば、学生たちがそれに続く数十種類の樹木名を一斉に唱和しましょう。記号表(Syllabaries): 楔形文字の読み(音価)と意味の組み合わせをリズムに乗せて唱えます。」
この後も長い復唱をして松岡修造は無事六時限目文学・神話朗読&暗誦を熟した。
タリア先生
「それでは号令をお願いします。」
学級委員長エララ
「起立!気を付け!礼!」
ナイル先生♀が補習をしにやって来た。
「修造君以外皆お帰り~!」
こうしてナイル先生と松岡修造のガチ1on1が始まる。
果たして松岡修造はナイル先生の補習を無事熟せるのか?
次回に続く...!




