139自白剤「絵」
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教皇「IAIDA」(イアイダ)が急遽アルリム王にレムリア帝国の独房で投与しようとしているのは自白剤だ。
「貴様はもう詰んでいる。だがせめてもの温情だ。6分間だけ自白の猶予をやろう。自白したら拷問はしない。」
アルリム王は顎を元に戻し思考を巡らせる。
(マインドコントロールと自己暗示。あらかじめ決めた架空のストーリーや、偽の個人情報を徹底的に頭に叩き込み、それが自分の本当の記憶であると信じ込むように自己暗示をかける。薬物で批判的思考が低下しても、強くインプットされた情報は口から出やすくなる。「何を聞かれてもこのストーリーを話す」というルールを自分に課し、それを徹底する。情報の分割と暗号化だ。守りたい秘密の情報を、あらかじめ無意味な断片に分割しておく。例えば、パスワード「A1B2C3」を「好きな色は赤」「誕生日は春」「運動番号は2番」といった全く関係ない情報に結びつけて記憶しておく。一つ一つは真実だが、それらを組み合わせないと意味が成り立たない。言葉とはそういうものだ。。精神的な壁の構築。質問されたときに、頭の中で「壁」や「鍵のかかった金庫」をイメージし、その向こうに情報があると想像する。質問がその壁に当たって跳ね返っていくイメージを強く持つことで、無意識に口を閉ざすようにする。混乱と嘘の混在。意図的に真実と嘘を混ぜた、矛盾した情報を話そう。薬物の影響下では話が支離滅裂になりやすいため、意図的に話を混乱させることで、どの部分が真実なのか判別出来なくさせる。感情の利用も効果的だろう。怒り、悲しみ、恐怖などの強い感情を意図的に呼び起こせ!感情が高ぶると、論理的な思考や質問に集中する能力が低下し、尋問者をコントロール不能にさせる事が出来る。身体的・生理的技術が要だ。肉体の緊張と痛みの利用。舌を噛む、頬の内側を噛む、爪を強く食い込ませるなど、自分に軽い痛みを与えることで、薬物による朦朧状態から一時的に意識を覚醒させ、質問に集中するのを防ぐ。痛みは意識を一点に集中させる効果がある。呼吸法の制御だ。意識的に呼吸を浅くしたり、逆に深くゆっくりとした呼吸を続けたりすることで、心身の状態をコントロールしようと試みる。これは嘘発見器の時と同じ対処法だな。薬物の影響で自律神経が乱れやすい中で、意図的に呼吸をコントロールすることで、少しでも自分の意識を取り戻そう。微小な運動の継続。足の指を内側で握りしめたり、筋肉に力を入れたり緩めたりを繰り返すなど、尋問者から気づかれない程度の微小な運動を続けよう。これにより、意識が薬物に完全に支配されるのを防ぐ。問題ない!余の勝利は揺るがない!)
そして6分間が経ち遂に自白剤を右腕から投与される事になる。
教皇「IAIDA」(イアイダ)
「貴様は終わりだ!麻酔科医やれ!」
麻酔科医A
「ハッ!アルリム王様は抵抗しないで下さい。」
自白剤を注射で投与されるがアルリム王は何も言わない。
(大丈夫だ。余は最強の頭脳を持っている。どんな困難も余の頭脳で乗り越えてきた。そしてこれからも乗り越え続ける。)
アルリム王は自白剤を投与され意識が混濁するのを感じる。
(くっ...これが自白剤か...まさか此処迄意識を乱されるなんて思わなかった...)
教皇「IAIDA」(イアイダ)
「貴様がジ・アース帝を殺したのか?」
アルリム王は薄れ掛けた意識の中深呼吸して答える。
「いいえ。(余は右側の奥歯にもう一つの薬物であるプロプラノロールを仕込んでいてこれを噛み砕くことで薬を服用する事が出来る!今だッ!)」
教皇「IAIDA」(イアイダ)
「貴様がリベル・マジエを殺したのか?」
アルリム王は冷や汗を出し乍ら答える。
「いいえ。」
教皇「IAIDA」(イアイダ)
「貴様がガヴラ・アルコン皇后を殺したのか?」
アルリム王
「だから違うって言っているだろ!(やべー辛い何もかも口走りたくなる。でも我慢だ。今ここで全てを話せば俺の今迄の努力は全て灰燼に帰す。だから絶対に我慢するんだ!余なら出来る!)」
教皇「IAIDA」(イアイダ)
「貴様の清掃マシーンが爆発したのは何故だッ!?」
アルリム王は動揺した。
(クソッ!どうしてその事を知っている!話すか...!?知らない人が余の清掃マシーンを使い爆発したという事にするか!?そうしよう!)
「知らない男が余の清掃マシーンを改造したに違いない。」
教皇「IAIDA」(イアイダ)
「それが真実なんだな!」
アルリム王
「そうだ!」
教皇「IAIDA」(イアイダ)
「成程!貴様を開放する!」
こうして漸くアルリム王は自白剤による尋問から解放されたのであった。
↑(疲れたアルリム王)
「ハァハァハァ(やばかったぜ...)!」
看守A
「貴様を解放する!」
そしてアルリム王は晴れて自由の身になった。
「やっと自由だ!」
アルリム王の進撃はまだまだ終わらない!
最後迄読んでくれてありがとうございます。




