129猪之王「絵」
松岡修造の昇進は続く...!
猪之王はエリドゥで暴れまわっていた。
猪之王
「フンフンゴオオオオ!」
軍人Aは猪之王を見て驚嘆する。
軍人A
(あれは猪之王体長3.5m...角の長さは40cmはあろう大きさだ。)
松岡修造1等兵士
「『不屈の熱血』発動ッ!」
松岡修造1等兵士は味方の軍剣を念力でコントロールし、それを猪之王に放つ。
松岡修造1等兵士
「ウォオオオオ!!!」
猪之王は凄まじい断末魔を叫ぶ。
猪之王
「ゴギャアアアアアアアア!!」
松岡修造1等兵士は追撃の手を緩めない。大ジャンプし乍ら熱血の槍を猪之王の左首に放った。
こうして何とか猪之王を斃す事が出来た。
翌日松岡修造は昇進の報せをアルリム王から受けた。
アルリム王
「こんなに武功を挙げたのは修造君が初めてだ。流石だな!我が国を安全にしてくれた恩に報いて兵士長に昇進させよう!」
松岡修造兵士長
「国王陛下ありがとうございます!イテテッ!」
松岡修造兵士長は猪に受けた攻撃が治りきっていなかった。
アルリム王
「大変だ!今直ぐ治療を施そう。」
松岡修造兵士長
「ありがとうございます...実はさっきから立っているのがやっとなんです。」
松岡修造兵士長は部下に肩を預け乍ら歩いて治療室に向かった。
アルリム王
「それにしても修造君の活躍は目覚ましいな。特段優れた魔法使いでもない。神族でもない。半神半人でもない。唯の超人でここ迄戦えるなんてもしかしたら、彼は世界の救世主になるかも知れないな。」
アルリム王はそう言うと「クスッ...」と笑い寝室に戻った。
「……兵士長、意識はありますか?」
白い天幕。薬草の匂い。
松岡修造は薄く目を開けた。
「……ああ。まだ、死んでないみたいだな。」
軍医が安堵の息をつく。
「奇跡です。肋骨にひび、内出血もある。普通なら立てません。」
修造は小さく笑った。
「普通じゃないって、よく言われます。」
だが――
起き上がろうとした瞬間、激痛が走る。
(……くそ。体が動かない。)
昨日までは、勢いで立っていられた。
だが今は違う。熱が引いた後のように、冷静な痛みが残っている。
天幕の外が騒がしい。
「北の森で異変だ!」
「作物が踏み荒らされてる!」
修造は目を閉じた。
(またか……)
そこへ、ミフカード3曹士が杖をつきながら入ってくる。
「……英雄が寝ているとは情けないな。」
「上官殿こそ、吐血してたじゃないですか。」
二人は苦笑する。
ミフカード上官殿は真顔になった。
「昨日の猪之王。あれは“森の主”の配下に過ぎん可能性がある。」
「……主?」
「この森には、古くから神獣がいるという伝承がある。」
修造は黙る。
突拍子もない話だ。
だが、体長3.5mの猪を見た後では否定できない。
「兵士長として命じる。」
「……はい。」
「今は戦うな。まず情報を集めろ。」
修造は驚いた。
「戦わない?」
「英雄が一人で突っ込んで国が守れるなら、軍はいらん。」
その言葉は重かった。
修造は拳を握る。
(俺は昨日、勢いで勝っただけだ。)
熱血で突っ込んだ。
偶然が重なった。
仲間がいたから勝てた。
「……わかりました。」
ミフカード3曹士はうなずく。
「森に入る前に、農民に話を聞け。足跡を調べろ。風向きを見ろ。」
「地味ですね。」
「戦は地味な方が勝つ。」
修造はゆっくり起き上がる。
痛みはある。
だが、昨日より視界が澄んでいる。
(世界を救う?)
アルリム王の言葉が脳裏をよぎる。
救世主。
そんな大層なものじゃない。
まずは――
目の前の畑を守ること。
天幕を出ると、朝日が差していた。
兵士たちがこちらを見る。
「兵士長!」
修造は深呼吸する。
「まず農民の話を聞く!昨日と違う点を洗い出せ!」
「は、はい!」
走り出す部下達と修造は空を見上げた。恐れや迷いがある。それでも前に進むんだ。森の奥で、低い唸り声が響いた。まだ姿は見えないが確実にいる。“森の主”。修造は静かに言う。
「次は、勢いじゃ勝たない。」
物語は、ここから本番だ。松岡修造兵士長の戦いはまだまだ続く。
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