126回想編松岡修造18歳2等兵士とミフカード3曹士「絵」
推敲しました。
これは過去の松岡修造がエリドゥで軍に入るお話。松岡修造が18歳でまだアニムス軍がある頃の話。松岡修造はアルリム王に呼び出された。
アルリム王
「これから軍隊式にして余の国にも階級制度を導入する。先ずは松岡修造君は2等兵士からだが良いな!」
修造2等兵士
「ハイ!」
軍隊式の訓練で松岡修造2等兵士は地獄を見る。先ずは体操で身体を解す。其の後毎朝ランニング3km、4呼称腕立て伏せ30回、上半身裸で腕立て伏せ100回。それを毎日熟す。松岡修造2等兵士は音を上げる。
修造2等兵士
「疲れたな....」
地面に突っ伏す修造2等兵士。
ミフカード3曹士が無表情で言う。
「二等兵。叫ぶ元気があるなら、あと十回いけるな」
松岡修造
「ハイィィィ!」
腹筋が裂けて肺が燃えるが立ち上がる。理由は単純だ。アルリム王の一言だ。
ミフカード3曹士
「軍は型だ。型が人を強くする」
その言葉が、頭から離れなかった。翌日になり修造は気づく。
松岡修造
「……昨日より、少しだけ楽だ」
ランニング3km。4呼称腕立て30回。裸で腕立て伏せ100回。地獄は地獄だ。だが昨日より一秒早い。修造は呟く。
松岡修造
「まずは……型にはまれ、だな」
ミフカード3曹士が眉をひそめる。
「何だその呪文は」
松岡修造
「創作の極意です!」
ミフカード3曹士
「軍隊で創作するな!」
松岡修造
「でも軍隊も物語も同じです!」
松岡修造は立ち上がる。
「まず形式で自分を型にはめる。
一文を短く。命令は明確に。会話中心。
ほら、軍隊と同じでしょう!」
ミフカード3曹士は少しだけ笑った。
「……続けろ!」
数日後に修造は気づく。軍にもテンプレがある。それは号令、整列、敬礼。だが、アルリム王は2割の独自性を入れた。
「我が軍は熱くあれ」
他国は冷静沈着を良しとする。だがアルリム王は違う。
「情熱を武器にせよ」
修造は叫ぶ。
「燃えてきたあああああ!」
ミフカード3曹士
「静かにしろ!」
だが一つ、修造は学んだ。
突拍子もない設定――
“松岡修造が異世界軍にいる”
それは許される。
だが。
腕が震えて足が動かなくて逃げ出したくなる。その感情は、嘘をついてはいけない。
松岡修造
「俺は……怖いです」
ミフカード3曹士は黙る。
松岡修造
「だが、逃げません」
震える声。それがリアルだ。ある夜修造は先輩兵士に聞く。
松岡修造
「前職は何ですか?」
ミフカード3曹士
「鍛冶屋だ」
松岡修造
「え、そんな世界から軍へ?」
ミフカード3曹士
「生活のためだ」
その話が、修造の胸に残る。人の話を聞く。それが物語になる。休日。修造は一人で走る。誰もいない草原。風の音。その時、ひらめく。
「軍隊小説を書こう!」
机では出なかった発想だ。走っている時に来た。アンテナを張れ。日常がネタだ。そして一か月後。修造は日誌を読み返す。
「……つまらん」
自分で言う。
「感情が足りない。熱が足りない」
翌日の自分は読者だ。厳しいが正しい。そして物語は冒頭3行で決まる。修造はペンを握る。書き出す。“俺は松岡修造。異世界で二等兵から始まった。だがいずれ王になる男だ。ミフカード3曹士が読む。
ミフカード3曹士
「……悪くない」
修造が笑う。
「冒頭三行、勝負です!」
遠くでアルリム王が頷く。型に始まり、情熱で破る。修造二等兵の物語は、まだ始まったばかりだ。
もし私の小説を次のレベルへと押し上げたいならブックマーク、高評価、リアクションをお願いします。




