07君には『鑑定』という加護があるじゃないか
こんにちは。こんばんは。
戦闘描写って難しいんですね。イメージを文章にする・・・ことが出来なくて書き直しているのですが、出来なくて困っています。
とりあえず、家にあるラノベとか読んで参考にしてみます。
〈ウェルダンビーム!〉
蛾のようなモンスターが丸焦げになって落ちる。
一応、食べられる場所がないかと確認をして、錫杖に灯している青い火で炙ってからアライラに渡した。
〈ウェルダンビーム!〉
ミミズのようなモンスターが丸焦げになって転がった。
一応、食べられるかどうかを試してみたが、泥臭くてダメだった。これも同じく青い火で炙ってからアライラに渡す。
〈そーれ! ウェルダンビーム! ウェルダンビーム♪ はぃあ~、うぇーるだんだんびびびびーむ~〉
・・・楽しそうですね。
気分はピクニックですか? 僕は空腹で不機嫌です。
彼女の放つビームは絶妙な焼き加減でモンスターを倒してくれる。その都度、俺は錫杖に灯す火でモンスターを解体し、食べられないので諦める・・・を繰り返している。
えぐみが酷い。臭みが強い。苦い。ネチョッとした舌触り。もう、とにかく食べられるような物ではないばかりだ。
幸いなことに、寄生虫のような奴は確認できていない。
それでも油断せずに慎重に試食はしている。しているけど、大抵は吐き出してしまう。
「人間が食べられるモンスターはいないものか・・・」
〈え? ルッタが焼いてくれた物は、どれも美味しいよ!〉
モリモリ食べる君は素敵です。
俺には食べられない物ばかりだ。お腹を下すならまだいい・・・。けれど、内臓に致命的なダメージを負うような場合、修復できなければ人生が終わる可能性はある。
悩みは尽きないことに、頭が痛くなってくる。
・・・よかった。頭痛が痛いとか考えていない辺り、まだ正常に・・・今考えてしまったからもうダメかも分からん。
〈アレもダメ! コレもダメ! たった一つも食べられない! Yo~〉
・・・ラップって言うんだっけ?
そうだね。ラップをかけてレンジで温めるだけだった地球での日々が、今では遠い昔のようだ。
〈もしもし? なんか変なこと考えていない?〉
「とりあえず、水が飲みたいとは思うよ」
喉が渇いている。潤いが欲しい。
〈水か・・・水ねー。何度か見たことあるけど・・・〉
「場所は分からないんだろ?」
〈その通り! わっはっはっはっは!〉
「笑いごとじゃないからな?」
〈あ、はい〉
アライラには特に心配するほどのことではないのだろうけれど、しばし水を飲んでいない俺からすると、結構な死活問題になる。
たかが数時間水を飲まない程度でって思うところもあるけれど、水は生命線でもあるから確保しておきたい。
生死をかけて洞窟内を駆けていたアライラも、必死であるがゆえにマッピングなどしている余裕もなかっただろうし、地道に探していくしかないのだろう。
少量の水と非常食は、やはり自分で持ち歩いておくべきだったのだと思う。
〈おっと・・・なんかいる〉
のっそのっそと歩を進めていたアライラが、急に停止するとゆっくりとのぞき込むような動作で前方にいるモノを確認した。
俺も、松明をかざしつつ目を凝らす。
「蟻かな?」
仄かに、俺の視界が捉えた輪郭には、蟻に似た何かの形を知覚させてくれた。
〈ルッタ正解。蟻だね。しかも、前にもどっかで遭遇した奴だよ〉
「俺と合流する前?」
〈そうそう、ルッタと出会う前のいつかどこかで遭遇した奴にそっくり。多分同じモンスターなんだと思う〉
ふむ。
わずかな輪郭程度しか分からないけれど、結構な数が蠢いているようだ。
なにか食料になるモノでも見つけたのか? 蟻たちは一か所に群がっていて、それを中心に集まっているように見える。
〈前もそうだったんだけど、なんか鬱陶しい感じで動いてるやつでさ。ビームで焼き払ってやったんだ・・・けど、その後はどうしたんだったかな? ふと気づいたら地底湖っぽいところに浮かんでいたんだよなー〉
・・・地底湖っぽいところ? つまり、水が溜まっている場所があるということか!
「ん? でも待て、なんで蟻を焼き払って、気が付いたら地底湖に浮かんでいるんだ?」
〈わかんない〉
つまり、焼き払った直後の記憶が無いという事になる。
そのように記憶が飛ぶということは、いくつか原因を考えることはできるだろう。
一つ。焼けた蟻から毒性のガスが発生して、意識障害などが起こってしまった。
二つ。蟻の体内に可燃性物質が存在していて、迂闊に焼き払ったりしたから爆発四散した。これによる爆風で吹っ飛んで頭を強打したことで記憶が飛んでいる。
三つ―――
〈ま、邪魔だからお掃除だ!〉
「え!?」
原因を考えている最中に、とんでもない声を聴く。
〈八連!邪眼ビーム!!〉
「ま、待て――――」
俺の静止など、手遅れだった。
疑問が残る相手だというのに、彼女は「ま、いっか」というノリで邪眼ビームを放ってしまったのだ。
ビームの光に照らされて、洞窟内に無数の蟻が密集している影を見る。
そして、ビームに焼かれた蟻が爆発四散すると、密集していた他の蟻たちも一斉に誘爆して連鎖していく。
地獄道・地蔵合掌大道壁を出したかったのだが、何もかもが早すぎて俺が対応できなかった。
だから、とにかくアライラにしがみつく。
「逃げろ!アライラッ!」
〈へ?〉
判断が遅い!!
俺の声など、連鎖して起こる爆発にかき消されてアライラには届かなかったのだろう。
次の瞬間には、物凄い圧力によって空間から押し出されるような衝撃が襲い来る。それと同時に天地が繰り返しひっくり返って、洞窟内の天井や壁や地面を転がるようにして、爆発で吹っ飛ばされていく。
必死にアライラにしがみついていたが、なんども体が宙に浮いてどこかへ飛ばされそうになった。その都度、アライラの身体に落ちるように押し付けられたりもする。
〈おわわわわわわわわ〉
アライラのそんな声だけが俺の耳に響き、そして壁に叩きつけられて停止した。
その間も、高熱の火が押し寄せ、黒煙が吹き荒れる。
「か、はぁ!」
息が、できなくなった。
呼吸をしようとすると焼けるような熱が体内に侵入し、煙を吸ってしまって頭が急激に痛みを訴え始める。
これは、マズい。
「あ、あら・・・あらいら」
なんとかして、彼女にこの場を離れてもらわないと・・・。
〈ぶわー! なんだよもぉお! なんで爆発すんだよ! あーん! あちこちぶつけたぁ! いだいよぉ! いだいよぉお!!〉
・・・マジか。
「あ、あら・・・」
〈ぅぅぅう・・・ん? ルッタ? どうかした?〉
もう、意識が・・・。
〇
-夢-
「ねぇー! ねぇー!」
いつの事だろう。東京にある山へ叔母に連れられて歩いた道のようだが?
「なーにー? ●●●? ●●●ねぇねはここよーん!」
・・・あ、前世の俺が2歳くらいの頃かな? 叔母が17歳・・・だったと思うが。顔は・・・やっぱり黒く塗りつぶされてるか。
「あーえ! あーえ!」
幼い俺が指をさしているのは、苔むした小さな石像だ。
「あー、アレはお地蔵様ね」
「おーじー?」
「お地蔵様」
叔母に手を引かれ、苔むしたお地蔵様の像に移動する。
「お地蔵さまはね! この世とあの世の案内人なのよ!」
お地蔵様を前に手を合わせ、なんだか力いっぱいの声で説明してくれる。
「このよー」
「そう! 生きる者にこの世へ帰る道を教え、死んだ者にあの世へ旅立つ道を示す。それがお地蔵様のお仕事なのよ!」
握り拳を突き上げて見せる様子に、幼い俺は声もなく見上げて・・・。
「・・・へー」
リアクションが薄かった。
「あは! たぶん!」
「たぶん!」
手を頭の後ろに添えて、ニカッと笑う叔母と、それを真似するように笑う幼い俺。
これは、昔を懐かしむ俺が俺に見せているひと時の夢。
・・・さぁ、そろそろ目覚めよう。
-現実-
俺の視界には、無骨な岩肌の天井が見えた。
・・・知らない天井だ。って言えばいいのかと迷ってしまう。
〈おはよー〉
そんな声が聞こえるから、身体を起こしてアライラを見た。
・・・ででーん。という感じで、大きな蜘蛛の顔を見てしまった。悲鳴を上げてしまいそうだったけど、妙に冷静な部分がそれを抑え込んでくれた。
「おはよう」
挨拶を返して、彼女の様子を見れば・・・水に浮いていた。
〈ねぇ、足が何本か折れてるっぽいんだけど、治せる?〉
起きて早々に凄い質問だな。
彼女の要求を聞き、確認するように八本の足を見るが・・・何本って、前足二本以外は全部折れているじゃありませんか。
しかも、複雑骨折ですね。足を覆う殻が砕けてジグザグに曲がっています。血も流れているようだ。
見ると、全身で似たような怪我が見受けられる。
俺の記憶が飛んでいなければ、爆発で吹き飛んだ際にあちこちぶつけた跡なのだろう。
「ところで、ここは三途の川か?」
〈違います〉
そうか・・・いっそのこと、三途の川だったなら向こう岸に渡りたかったんだが。
深呼吸をして、自分が生きている不思議を噛みしめる。神のご加護か、それともアライラのおかげか。気を失っていた俺には分からない。
「酷い怪我だな」
〈痛いの。前のように治してくださいな〉
・・・俺の技は治療ではなく、修復というのが正しいのだが・・・まぁ、いいか。
「こっちへ来てくれ」
前足を懸命に動かしてこっちに寄って来るアライラ。なんだかちょっとかわいいと思った。
バシャア
水飛沫の跳ねた音が木霊した時、水中から飛び出してきた巨大な何かによってアライラの姿が消失する。
その巨大な何かが、魚であると理解するのに数秒かかった。
地球では絶対にお目にかかれない巨体だ。山でも突きあがって来たのか?ってほどの大きさに度肝を抜かれそうになる。
〈ぎゃああああああ! 八連邪眼ビぃぃぃムぅぅぅぅううううう!!!〉
俺が思考停止していると、アライラの声が響くとともに巨大な魚が沸騰するようにボコボコと膨張して、一気に弾け飛びつつビームの熱で蒸発していく。
そうして頭が吹き飛んだ魚は、水面に力なく浮いていた。
〈ぶはー、めっちゃビビった!〉
あの状況を「めっちゃビビった」で済ませられる君の胆力に脱帽だよ。
〈あ、魚肉ゲットだぜ!〉
「うん、そうだね」
きっと、ニカッと笑っているんだろう。
夢で見た叔母の様子と重なって見えたから、きっと間違いではない。ただそれだけなのに、なんだかホッとしている自分がいる。
アライラの身体に錫杖を刺して、ただ一言「形成せ」と唱える。
すると、前と同様にその体がドロリと溶けだして・・・前とは違いすぐに元通りの形を取り戻す。
「ほら、修復できたぞ」
折れていた足や、割れていた殻などが綺麗に修復できていた。
〈おー! 治った! さんきゅー!〉
ピョンピョンと跳ねて嬉しさを表現しているようだ。
一方で、俺は喉を逆流してくるモノを吐き出さないようにこらえる。
・・・限界だな。地獄変と形成せを使い過ぎたんだ。体の負荷が許容を超えている。しかし、このままでは堪えきれないので、水を手で掬った。
その手で掬う水の濁りを見て、俺は飲むのをやめる。
まずは水を煮て消毒する必要があるだろう。このまま飲めば間違いなく腹を下す。
「う・・・おろろろろろ」
そんな事をしていたら、喉を逆流してきた血が口から噴き出た。
〈る、ルッタ!?〉
「血が、足りない・・・」
空腹で、喉も乾いているうえに、吐血までして・・・ダンジョンは俺にやさしくはないようだ。
俺は、被っていたヘルメットを外す。
地球であればプラスチック製なのだろうけれど、この世界にはまだプラスチック技術はない。そのため、軽くて頑丈な木から削り出されている。
これに水を汲み、手ごろな石を輪になるよう並べてヘルメットを置く。
その下に松明代わりの錫杖を・・・入れようとしたけど隙間が無いので、地面を掘って改めて手ごろな石を輪のように並べて、水を入れたヘルメットを置く。
あとは火を灯している錫杖を入れて・・・水が沸騰するのを待つばかりだ。
濾過するにはどうすればいいのか・・・知識がないので如何ともし難い。
〈うーん、生でもそこそこイケるかなー〉
そんな事をやっている俺の横で、アライラは仕留めた巨大魚をボリボリ食っていた。君は食い通しだね。
「ところで、あの爆発で吹き飛ばされた後はどうしたんだ?」
〈うん? あー、なんか地面が濡れててさー。足が折れてたせいで上手く立てないところで、斜面を滑り落ちちゃったんだよね〉
ボリボリと魚をどんどん食べつくしていく。
〈そしたらさー。この地底湖っぽい場所へダイブですよ!ってね〉
そうか、それで空気がある場所だったことで俺も助かったわけか。
〈まー、ルッタも気絶してて起きないし、身体中痛いしー・・・な感じ〉
「そっか。運が良かったな」
あのままあそこに留まっていたならば、きっと俺は丸焼きになっていただろう。それだけの高熱が充満していたしね。
しかし、幸運というか悪運というか・・・。
「さて、どうするかな・・・」
水は現在煮ているからしばし待つとして、食べ物だ。
「アライラ。魚の肉を少し分けてくれないか?」
〈大丈夫。もう取り分けてある!〉
お、気が利くじゃないか・・・。
そう思って、取り分けてあるという肉を見てみれば・・・ヒレだった。
「お前を三枚に卸してやろうか?」
〈ごめんなさい〉
とりあえず、人間サイズ用に一切れだけもらった。5歳児の手のひらに乗るぐらいの量だ。
ここまでマズい物ばかりだったから、まったく期待していない。どうせ、この肉もマズいに決まっている。
どうせなので、水を煮ているヘルメットの中に入れた。
一緒に煮てしまおうという考えに至ってしまった。なんでそんなことを考えたのか分からないが、そうした方がいいと思ったのだ。
すると、水の濁りが急速に消えて、透き通っていく。
「・・・水の濁りが、魚の身に吸い込まれていく?」
淡水魚特有の色をしていた切り身が、急激に変色していく。その一方で、水は本当に綺麗になった。
「まさか、浄水効果のある肉なのか?」
変色した切り身を取り出して、残った水を一口含んでみると・・・それは紛れもない天然水の味わいだった。
おいしい!って思えるほど素晴らしい水になっている。
「あ、アライラ! その魚の肉はもう少しだけ残して―――」
〈え?〉
もう、遅かった。
尻尾の先まで食べ尽くした後だったのだ。
〈えーっと、あの・・・ごめんね〉
「いや、いいよ」
そうとも、別に落ち込む必要などない。
「また釣ってくれれば、別にいいよ」
〈また食われろと!?〉
俺はさわやかな笑顔を浮かべて見せて、頷いた。
とはいえ、また釣れるか分からないので、この水はこのままキープだ。あとは空腹を満たせる食べ物があればいいのだけど・・・。
地底湖のような水溜まり?を見る。
確かに、地底湖というのが合っている広さだ。アライラの言っていた水場とはここの事なのだろうか? まぁ、本人が覚えていないのだから確認のしようもないが。
そこにプカプカと浮く白い物体。
俺は、錫杖で突いてみて生物ではないことを確認し、拾い上げてみる。
「・・・これ、地球の駄菓子にあったような」
ちょっと力を込めてみると、パリッと割れる。そう、ちょうどこんな感じの・・・エビせんべいとかいう駄菓子があった気がする。
これ、どこから出てきたんだろうか?
俺は再び地底湖を見つめた。
あちこちに、拾ったものと同じモノが水面に浮いている。その中に、一つだけ妙な状態の奴を見つけた。
「これは・・・鱗か?」
白いせんべいのような物体ともっと硬質な半透明の物体がちょうど半分ぐらいの割合で融合している物体だ。
しかし、一見すると融合しているように見えるが・・・。
「これはアレか? アライラのビームによる加熱が・・・」
俺は、すぐさまアライラが食べこぼしている鱗を拾い上げて、火で炙った。
ジィっと炙り続けていると、鱗が白く変色し始める。それが、エビせんべいのような薄い板状の物体に焼きあがった。
恐る恐る食べてみると・・・パリッと香ばしい駄菓子せんべいに仕上がっていたのだ。
「やった! 食べられるぞ!」
大発見である。あとはもう、アライラが食べこぼした鱗を拾い尽くすのみだ。
どのくらいの時間を要したか分からないが、とにかく鱗を拾って食料の確保に成功する。これで飢えは凌げると思えば、一息つける。
〈うーん。そんなに小さいと、私じゃ食べ応えなさそうね〉
「君は十分食べているだろう」
俺の貴重な食料だ。彼女が満足できる量を確保するとなると、相当量が必要である。それこそ、もう一匹狩って、丸焼きにすればいいだろう。
という話をすると。
〈じゃ、ちょっと釣ってくるわ!〉とか言い出したので、俺は止めた。
「待つんだ! とりあえず、俺も問題だった食料と水は確保できたから、これからの話をしよう!」
〈えー・・・これからって?〉
俺は、咳払いをして姿勢を改めた。
「まず、このまま誰彼構わずビームを撃ちこんでいては、命がいくつあっても足りないという事は、わかるな?」
〈・・・いえす、さー〉
俺はサーじゃないんだが・・・まぁいいや。
「そこで、ビームを撃ちこむ相手を確認しつつ進むようにしよう」
〈え? 確認って・・・ここまで見てきたモンスターならいいけど、初見のモンスターだったらどうするの?〉
・・・とぼけているのかな?
「君には『鑑定』という加護があるじゃないか」
どうにも、忘れているっぽい彼女に告げると、その八つある目が一斉に飛び出す・・・うん? 今、アライラの眼が八つ同時に飛び出したように見えたんだが・・・。
こう、スポーンッて・・・いや、気のせいだな。そうとも、気のせい。
〈そうだったぁ! 私ってば『鑑定』の加護もらっているじゃん! やだ! めっちゃ恥ずかしいんですけどー!きゃー!〉
忘れていたのか・・・回想を見たの、そんなに前の事じゃない気がするんだけども。
〈えーっと、鑑定ってどう使うんだろ?〉
アライラが俺を凝視してくる。
〈んー・・・こうかな? 鑑定!〉
彼女が満を持して発動する加護。
何やら俺の身体が仄かに光り出すと、七色ほどの光が線となって縦に流れ、横に流れ、輪を広げて消えていく。
『ルッタ・レノーダ。人類種、超人。神代の大迷宮【災厄の壺】に落とされたことで超人へとバグ進化した。当世界の創造主が一人、邪の男神【ダーゼルガーン】によって転生された。【枯渇しない魔力】という加護の効果により、【歩く魔力の源泉】と呼ばれている。また【陰陽道・地獄変】の使い手に選ばれたものの、現段階では碌に力を扱えない。雑魚。』
「ざ、雑魚・・・」
〈・・・いや、ルッタは雑魚じゃないよ! ルッタは可愛いよ! ルッタはおいしいよ!〉
アライラのどことなくズレた気遣いに、なんとなく泣きたくなった。
雑魚って・・・。
次は、ダンジョンでモンスターとバトルを・・・書きたいです。
読んでくださり、ありがとうございました。




