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一畳余りの冒険  作者: ai
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何もかも吐き出してしまえ

きもちわるい。

その一言で何を思うだろう?自分と受け入れない人間。鳥や魚の目、虫のざわめき、、、集合体


それらを受け入れられない事を人はきもちわるいと言うだろう。

かくいう私も食べ物が受け入れられない。


きもちわるい。そう言うと私は即座に一畳余りの空間に助けを求めた。


きもちわるい。きもちわるい。

思いも、感情も先程食べたパスタも全て吐き出した。

レバーを引くと先程私が出した全てを水に流してくれる。

私はこの時間が嫌いだ。


そうこうしている間に私は何も無かったように一畳の空間にお礼を言い何も無かったように出ていく。

それが私の日常。



元にいたところに戻ると家族に大丈夫かと色んな声で聞いてくる。

心配する声、呆れた声、同情の声、嘲笑うような声。

それぞれに都合のいい返事をし、私は来た道を戻る。

_____幸子!!と呼ぶ母の声を他所に今度は一畳の空間ではなく自分の部屋に戻る。


幸子なんてありふれて可愛らしくない名前。

そんな名前が大嫌いだ。


そんなことを思い私はふかふかなベッドに横たわった。


次の日もそのまた次の日も私は何か物を含むと一畳の空間に入り浸っていた。

この日も全てぶちまけ辺りを掃除しレバーを引くと私の醜いものが流れていく。

醜い、醜い、気持も感情も食べたものも、、、そして一番醜いのは私自身。

そう思っていると流れていく渦にいつしか私自身も一緒に吸い込まれていた。


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