強くなる為に
もう高校3年生になってしまいました
零の元に届いた手紙には4/20朝8:00に名古屋市t区駅に来いと書かれたメールが届く。その時間帯に行くと、一人の若い男がやってくる。
「お待たせー。君が零君?」
「はい僕の名前は竜神零です。」
「了解、了解じゃあ僕についてきてくれる?」
「その前にお聞きしたいのですが、貴方は誰ですか?」
「自己紹介するね僕の名前は九条賢造、君を道場に案内しにきたものです」
駅に現れた男は軽く自己紹介を済ませて、道場に案内した。
訪れた道場は、縦横広く横にテニスコート4面、縦に4つあるぐらいあった。
木造だが外壁は石で、できており潜る門は、銅板でできている。中に入ると、テニスコー(4×3)面くらいの道場で、
庭がテ二スコート4×1個くらいの大きさある。
「道場ってもっと小さく、学校の体育館ほどかと思ってました、大きいですね。」
零が道場を褒めると、賢造はその事が嬉しく頬を緩ませこう言う。
「うちの道場は広いのが売りだからね、弟子も多くてね嬉しいことこの上ないね君もこの大きい道場を大いに使ってくれよな。」
賢造は零にこの流れを保ちつつ言いたい事を言う。
「早速だけど試験を始めていいかな?たとえ国からの命令だとしても、門のしきたりでね、試験だけ受けてもらうよ。別に不合格でも落としたりはしない、だけど真剣にやってね、それで実力を測るから。」
そう言うと男は俺をここに残して、準備を始めた。
「待たせてごめんね、じゃあさっそくこの巻藁を20秒でこれを切ってくれ。」
零は巻藁の数に驚く
「10本全部ですか?」
「さすがに初心者には無理だよ、4本で合格、5本で上出来だ。」
(なんだこいつ、俺はそこまで初心者じゃあねえぞ)
「はい、この刀を使ってね。準備は良い?じゃあ開始」
「ふぅ……はぁぁぁ……らぁぁ!!!」
「1」「2」「3」「4」
拍手が響く
「君才能があるよ、実は合格判定が偽ってて2本で合格3本で上出来なんだよね。」
「君には、刀を振る速さは天性の才能だよ!努力しても、技術なしでは限界があるぎりぎりだしね。」
男は興奮した様子で語る
「刀を振るときに無駄に力が入ってた所は以外は良く出来ていた、さっそく助言をすると、刀は右手じゃなくて、左手で振るといいよ。そうすると速く振れる。さらに言うと刀は振るという動作を考えた時点で遅くなる、剣は読みあいなんだ、攻撃しようと思った時には既に切っている。それが剣士だ。」
(まるで北斗〇拳ならぬ北斗の剣じゃあないか)
「もうすぐ師匠が来る時間だ、さぁ道場に上がって上がって。」
男に言われるまま俺は道場に上がる
「失礼します。」
道場に上がると一人の御老人が座っている
「君が今日から来る竜神か?」
「はい僕が、竜神 零です、これからお世話になります。」
「わしの名前は天武羅玖 真 《てんぶらく まこと》じゃ、よろしくのう。」
「これからわしが君にだす課題を説明する。」
真はそう言うと、これから行う訓練の個とが詳細に書かれている紙を渡してきた。
「竜神には、今日からこれを毎日やってもらう。」
「まず自主練は素振り50回、巻藁を朝、夜に3回ずつ切ってもらう。もちろん学校がある日もだ。そして授業の日と、学校の終わりに道場にきて、稽古を2時間間に20分の休憩をはさむ。稽古の内容は徐々に上げていくから、最初はぬるくても気を抜くなよ。」
(毎朝学校前にここにわざわざ来て、その後学校か、割ときついな。)
「是非、頑張らさせていただきます。」
今日から俺の新たな訓練が始まる、次にライトあった時がお前の最後だ。
そう心の中で呟き剣を握る。