第五話 新たな授業
そろそろ桜が散る頃かもしれません。
英国襲撃から1夜明けた次の朝ホームルーム(朝会)の話
「えー、急ではありますが貴方達には、補修授業を受けて貰います。」
担任が無茶苦茶な事を言い始めた
「理由は昨日、この学校にいやこの国に英国からの襲撃を受けたのは、皆さんも痛感しましたよね。そしてこのクラスはそれを退ける力が多少なりともありました。これは褒めるべき事柄であります、がしかし、それでも一人には逃げられかつ何名かは戦闘すらしていませんでした。ので貴方達には特別講師と共に1ヶ月間補修授業を行います。朝会を終わらせます。号令!!」
「起立!礼!着席。」
「おいおい零聞いたか今の話、特別講師だってよ、誰が来るんだろうな?」
「多分だけど戦闘に関しての特別講師だし、この前英国からの使者がここにきて暴れた後だ、たぶんだが、自衛隊の【魔法士殲滅隊】がくるんじゃないか?」
「マホシセンツ隊?なにそれ強いの?」鉄矢にはこの話は難しかったようなので黒が補足をする
「あのなぁ鉄、俺らの就職先ぐらい調べとけよな。」
零達は鉄矢に呆れながら黒が丁寧に語る
「仕方ない説明するよ、まずこの日本にはすでに平和主義は捨てるつもりは無いが自衛隊の中にちょっとした軍隊が3つあってな、まず自衛隊には【否異能系実戦部隊】【機械技師部隊】、【異能系実戦部隊】があってな、【異能系実戦部隊】は異能で戦う部隊で、もう一方の部隊達は異能自体で戦わない部隊だ。その【異能系実戦部隊】の中でも特に対人かつイギリスの魔法士を倒すためにできた部隊が【魔法士殲滅隊】だ。わかったか鉄?」
「ようは蟻食いみたいなものか」
「んまぁそうだな...」
7時間目終了後、8時間目の始まりのチャイムと共に現れたのは、担任の先生だった
生徒全員は驚いた特別講師を呼ぶと言いつつ、自分が赴いたのだから
「せんせーい特別講師が来るんじゃ無いんですか?」
「すまんすまん急にこの日にもともと来る予定はない、そして明日から来ることもない。貴方達には今から自分だけの講師をこの資料から選んで貰いたい」
そう先生が言った後すぐに色々な部門に精通した人達の経歴が載った資料を配った
「貴方達に今日課す課題は3日後までに自分の講師を決めることです。よく資料を読み貴方達に足りないものを埋められる講師を見つけてください。では今からは自習の時間にします」
(俺に足りないものか、技の精度、剣技、どれも奴には届かなかった、剣技自体は独学、技も未熟だが技自体は自分自身の物だと他人が干渉できる部分は少ない気がする。やはり正規の剣技を教えてもらうべきだな、よし刀の達人を選ぼう。)
えーとなになに剣術はっと25頁っと、ここには流派が書かれてるなぁ。えー神道無念流、神道流、立身陰流、飛天流、桐生陽皇流、草薙流」
昔から続く剣術が多く書き綴られている、そんな中零が目をつけたのは、「飛天流」よしこれだと言い先生に特別講師の申請をする、
「零決まったのか、えーとどれだ、これか、おっこれに目をつけるとはな、この先生は日本軍の中でも特に変わった方だったなぁ。まぁ頑張れや。」と先生はそう答えて書類に丸をつけ書類をしまう。
数日後 4/19日土曜日午後7時22分竜神家
「お届け物です」
零の元に一通の手紙が届く