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旅立ちの時  作者: 美藤蓮花
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黒船きちゃった

江戸へ着いたお殿様だったが。

江戸へと着いた湯本のお殿様とその一行は、井伊家のお殿様に挨拶に向かった。


お殿様はよく来たなと出迎え、住む屋敷に案内された。


そこは江戸でも井伊家のお殿様の屋敷から遠く離れた海に近い場所だった。


街は穏やかで、これでは元いた故郷の方がまだ栄えているように思えるような所だった。


弥太郎とお民はお殿様をみて大きなため息をつく。


期待も何もされていないのがお民にすら分かる。五十六が伊助に斬りかかり、女を斬って斬られ、そのまま死んだと聞いたのは、この江戸へ来る途中のことだった。


お殿様はその一見を聞き、お民と弥太郎がどれだけ性根の悪い人なのかがよくわかったのだった。


江戸へ連れてきて良かった!お殿様は心底そう思い、伊助を庇って亡くなった女中のカゲロウの両親にカゲロウの一生分の給金と、直々に書いた手紙を添えた。もちろんお民には内緒である。


それからしばらくは一日中退屈な毎日を過ごしていたのだが、お殿様はせっかく海が近いのだと言い、よく釣りに出かけるようになった。


釣り場のようなものは無いのだが、釣りならばここ!という場所があって、お殿様はそこでよく釣りを楽しむようになっていた。


見ず知らずの人と会話してはこの土地のことを聞いた。


そうしている時のことだった。


大きな大きな船がこちらへ向き、スーッと大きな筒がこちらに向き、聞いたことない大きな音と共に、爆弾が打ち込まれ、辺りは吹き飛び、近くにあったお茶屋さんの屋根がびっくりして吹き飛んだ。


幸いにも誰も怪我はなかったが、それは国の一大事の始まりで、それに出くわしてしまったお殿様は急いで井伊家のお殿様を訪ねていったのであった。



大きな船の外国人

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