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旅立ちの時  作者: 美藤蓮花
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お里の復習

カゲロウを殺した影のボスにいつか復讐したいお里だが。。

カゲロウが亡くなってから5日ほど過ぎた頃、夕霧の旅籠で働くお里に夕霧はある頼み事をした。


カゲロウさんのお給金なんだけど、どうしたらいいかと思っていてね。ご両親が居るなら渡したいと思っているんだけど。


姉さんの亡骸がご両親の元へ届いた頃でしょう。その前の仕事で沢山のお金が届けられていると思うのです。旅籠で稼いだお金は、姉さんが好きなことに使ってたので。姉さんはきっとこの旅籠の為に使って欲しいと思っていることでしょう。


普段から姉さんが言ってました。


夕霧さんにここに置いて働かせてもらえて本当に良かったと。お里も感謝の気持ちを忘れちゃいけないよって。


そうなのね。そんな風に思ってくれていたのね。カゲロウさんを見ているとたまに思ったの。あの人はこの世に何の未練もなく生きてて、いつか消えるのが当たり前みたいなところがあったから。


いろいろあったと思います。


いろいろ。


夕霧はそれ以上根掘り葉掘り聞く気は無かった。


姉さんの死に顔は、優しく微笑んでいるようでした。


そう、そうなのね。


はい。けれど私は許さない。姉さんをあんな目に遭わせた奴がどうしても許せないのです。


復習するの?


お里は力強く頷く。


やめときな!復習なんかしてもカゲロウさんは喜ばないよ。きっとカゲロウさんはお里ちゃんにそんな事してもらいたくはないんだよ。


どうしてです?


人を殺めてもお里ちゃんはそれで幸せにはなれないよ。ただ虚しいだけになる。


それに、この旅籠、忙しいんだからまだまだ居てもらわなくちゃ、あたしが困るもん。


夕霧さん。。


ここに居てくれる?


仕方ない。じゃあ頑張って働きます!


お里ちゃん頼りにしてるわよ。


はい!


あー良いお返事!お里ちゃんの給金、上げちゃうわ。


お里はそれ聞いて嬉しそうにわーいわーいと喜んだのだった。

夕霧はお里に復讐なんてして欲しくないのだった。

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