つかの間の青空
この日は晴れてくれました。
朝起きたら昨晩まで降っていた雨が嘘のように晴れていた。雲一つない少し薄めの青空が広がっていた。
お雪が庭にでると、もうラクは伊助と一緒に庭に出ていた。
ラクちゃんおはよう。今日も早起きね。
ラクは元気に聞いたことない声で返事をした。
昨日の雨風でラクのことが気になり、早く来て見に来たのですが、ラクは馬より落ち着いて寝ておりました。
ラクちゃんはいつも穏やかね。お雪はラクの首を撫でてご飯食べた?
ラクはご飯食べた?と聞かれて、またゲップしてみせた。
お雪は来るだろうと、もう先に鼻を押さえてゲップ攻撃を免れた。
アハハハ、お雪様、素晴らしい。
あの匂いはもう嗅ぎたくないもの。ラクちゃんお生憎様ね、
ラクはここぞとばかりにゲップした。
うっクッサ!
アハハハハハハハハ。伊助は楽しそうに笑った。お雪様、やられてしまいましたね。アハハハハハハハハ。
伊助!笑いすぎ!と言いながらお雪もラクちゃんを見て笑ってた。ラクちゃんが居ると楽しい。この子は頭の良い子なのね、きっと。
少しお殿様に似ていますね。
本当だ。父上に似てる!
お雪はラクに言う。
ラクちゃんは私の弟かなぁ。
伊助はそれを聞いて、またアハハハハハハハハと笑った。
何がおかしいのかわからないお雪の頭にはまた大きな❓がついていたのだった。
いよいよ清吉の恋最終章へ。




