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異世界ニート生活  作者: かプチ
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社長と異世界

「またこのようなミスをしたのか!」

社内に響き渡る強烈な声、例えるなら猛獣が吠えたと言ってもいい、怒りながら社長室から出てきたのは新しい家電用品を作るを「生美コンポネーション」社長、小嶋和人、彼は先日24という若さで社長に就任した。

「今回の件はどういたしましょう?」

社長の隣を急ぎ足で歩いてたのは秘書の藤谷心海、なんでもできる頼れるお姉さん秘書

「あいつは解雇だ!あんなやつに美しい生活プロジェクトを任せられない」

生美コンポネーションは新たなと力みとして「美しい生活プロジェクト」というプロジェクトを練っている。

「生きるって美しい」をモットーとした生美コンポネーションは創業当初から多くの便利家電を世に送り出してきた。ゲーム機の機能が最初から入っているテレビや、好きな芸能人や声優が出ているテレビ番組やCM、アニメを撮ってくれるハードディスクや料理レシピのアプリがインストールしている冷蔵庫などすばらしい家電が生美コンポネーションで作っている。

中でも珍しいのは、異世界へ転送できる機械があるのだが数年前に多数の活用者が異世界から帰れなくなる不具合が見つかり異世界へ転送された人々が全員行方不明になるという事件が発生し生産や販売を中止した。これまでに言った便利家電(異世界転送装置も含め)はすべて和人が所持している。


「おやっさん、生きるって美しいってなんだろ、」

和人は屋台でお酒を飲んでいた。

「生きるって美しいってそりゃもちろんお前さんみたいな若い常連客が来てやくれることだよ、あんたがあの生美コンポネーションの社長なんてこの俺でつい最近知ったんだ、知らないことを知るっていいよ、生きてるって感じだぜ、まぁ俺にとっちゃ何かを知って何かを忘れることになっちまったけどな、あっはっは!」


「おやっさんは楽しそうでいいよな、おれ、この仕事(社長)向いてないかもな、やめようかな?」

和人が弱音を吐くとおやっさんらはおでんのトングで和人の頭を優しくはたいた

「馬鹿言っちゃいけねーよ和君、せっかく社長になったんだからよ、やめたいなんていっちゃダメだろ、小さい頃言ってたじゃねーか、ぼくは将来お父さんみたいな社長になる!って、簡単に夢を諦めちゃダメだよ、おれは昔、ゲームを作っていたんだ、ほら、あの和君が小さい頃持ってきてたゲームなんつったっけなぁ」

「バーチャルガールのソフト名なんていいから」

「そーだそーだ、バーチャルガールだ、今さらだけどあのバーチャルガール、この俺が一から作り上げたんだぜ」

「マジかよ!今日このときまで一切知らなかったぜ!」

「そのバーチャルガールが外国で不謹慎だって言われて、おやっさんその仕事辞任しなきゃいけなかったんだよ。なぜだかわからなかったけどね、社長がお前のせいでこの会社の売れ行きが危ないからこの仕事やめてしまえってね、あの日は一晩中泣いたよ、おやっさん、小さい頃から夢だったんだよ、ゲームを作ることが」

おやっさんはそのときのことを思い出したのか目から大粒の涙が流れていた。

「あの悔しさを味わいさせたくないんだよ和君、だから社長でもやめないでくれないか、また俺みたいなやつを辞任させないでくれないか!」

和人はその言葉を聞いて

「おやっさんはどんな家電がほしいですか?」

「ん?なんだい急に?作るものほかにはないのかい?」

「いいえ、これ以上おやっさんみたいな仕事をやめさせられる人を増やさないためです、生美コンポネーションは家電だけじゃないことも証明させたいから、いってください、僕はあしたから無期限有給をもらって考えますから!なんでもいいです!」

「そういわれるとなぁ、わがままなことだけど客を増やせる機械とか嫁はんロボットとかかな?」

「わかりました、おやっさん、美しい生活プロジェクトとともに新しいプロジェクトを展開させます!」

その日はおやっさんの奢りで新しいプロジェクトを完成させることを願う祝い酒をたんまり飲んだ。


次の日、和人が目を覚ますと知らないところへ来ていた。

赤いやねの家、顔がいぬみたいな人、魔法使いみたいな少女など、

和人はこの光景を見ると目を丸くした。


「何じゃこりゃァァァァァァぁァァァァァァぁァァァァァァ!」



「ここはいったいどこなんだ?というか何でここにいるんだ?」

和人は昨日のことを思い出した、昨日、お酒を飲んだあと酔っぱらいながら帰ってきてシャワーを浴びて、そう言えばきのうのシャワー水出てなかったな、ボタン押したのに、

ボタン押したのに?まさか、ボタンって異世界転送装置のボタンなんじゃ?

「やっちまったァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」

あ、そうだ、社会人ってたしかほうれんそうでなにかをやるって言ったっけ?

とりあえず和人はいちばん信用できるギルドへ向かった。


ーギルドー

「ようこそ!見習いギルドへ!クエストですか?パーティー編集ですか?お食事ですか?」

RPGをやったことない和人はないをいっているのかわからなかった。

(な、なにいってるんだ、とりあえず椅子に座っておこう)

和人は近くにあった椅子に座った、

「おいそこの若いの!」

後ろから声が聞こえた振り替えると和人とおんなじぐらいの年の勇ましい女騎士がいた。その勇ましい声に和人は背筋が通った、和人が社長になる前の上司の声と少しにていたのだ。

「は、はいなんでしょう、課長!」

振り向きながらそういうと

花鳥(かちょう?あぁまさかお前も花鳥を探しに来てたのか!って話をそらすな!お前ここではみない顔だな、なぜこんなところにいる?」

女騎士が質問した。

(どうやら悪いやっではなさそうだ)

「お、おれは、えっっと………そ、そうだお、おれこのギルドに用があるんだよ、」

「それはわかる、だから何しにこのギルドに来たんだ?その服だと違う町からきた冒険者か?若いからもしかしてだけどな」

(冒険者?そ、そうだ、それだ!)

「そ、そうなんですよ!ぼぼ冒険者なんですよ!あはは」

「おぉ!冒険者か、なら都合が良い!これから私も花鳥の卵を採りに行くのだが一緒に行かないか?」

(えぇ!いきなりこんな展開になるとは!おれここに来てここの町の名前を聞きに来たのに、いやこの人についていけばなにか情報がつかめるはず)

「い、行きます!でもまだこのまちにきてなにもしてなくて」

「おぉ!一緒に行ってくれるか!冒険者への手続きはあっちの受付だ、ついてきな」

「ありがとうございます!ところで名前は?俺の名は和人です。」

「あぁ、そう言えば名乗ってなかったな、私の名前はアリス、アリス・ヤマタカ、和人か、もう少し呼びやすい名前じゃないのか?だったらお前はなぁ、和人、和人か、和、カズ、そうだお前は今からカズだ!」

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