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風紀委員 藤堂正道 最愛の選択  作者: 恵鉄
最終章
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最終話 伊藤ほのかの新米卒業

 先輩のリベンジマッチから一日が過ぎた。

 橘先輩は頭を抱え、(うな)っている。思惑通りにいかなかったことにショックを受けているみたい。

 橘先輩には悪いけど、私はこの結果に満足している。

 いじめはなかったわけだし、めでたしめでたし。このまま平穏無事(へいおんぶじ)に過ごすことができればいいだけど。


 テニス、バスケ、水泳、ボクシング……数々のイケメンが私の脳裏を通り過ぎていく。

 挫折(ざせつ)することもあったけど、最後まで頑張れたと思う。

 昔の、先輩に会うまでの私なら裸足で逃げていた。嫌なことは逃げるか、適当に受け入れてやり過ごすかして、本気で対応しなかった。

 

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