49/525
最終話 桜井みなみの願望
□□□
「みなみ~、準備は出来てるの?」
「うん」
お母さんとお父さんは引っ越しの準備で忙しそうに立ち回っている。私はソファーに座って、その様子を眺めていた。
一郎ちゃんが引っ越していった後、私もお父さんの仕事の都合で引っ越すことになってしまった。慣れ親しんだ家を離れるのは寂しいけど、仕方ない。
それにもうここにいても意味がない。だって、一郎ちゃんがいないから……一郎ちゃんのいない町に、日常に何の意味があるのだろうか?
□□□
「みなみ~、準備は出来てるの?」
「うん」
お母さんとお父さんは引っ越しの準備で忙しそうに立ち回っている。私はソファーに座って、その様子を眺めていた。
一郎ちゃんが引っ越していった後、私もお父さんの仕事の都合で引っ越すことになってしまった。慣れ親しんだ家を離れるのは寂しいけど、仕方ない。
それにもうここにいても意味がない。だって、一郎ちゃんがいないから……一郎ちゃんのいない町に、日常に何の意味があるのだろうか?