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八話 藤堂正道の罪 橘左近の思惑 伊藤ほのかの希望 その四
「少年Hは未だに苦しんでいる。最初から自分が強ければ、親友も家族も失うことはなかったのではないかと。集団殺人も防げたのではないかと責め続けている。だからじゃない? 正道は押水君と桜井さんの絆を試した。そして、失敗した。自分ができなかったことを他人に押し付けているだけなんだよ、正道は。そして、納得するまで繰り返す。多くの人を不幸にしてね」
そんなの悲しすぎる。そんなことをしても決して報われることはないし、救われない。
「少年Hは未だに苦しんでいる。最初から自分が強ければ、親友も家族も失うことはなかったのではないかと。集団殺人も防げたのではないかと責め続けている。だからじゃない? 正道は押水君と桜井さんの絆を試した。そして、失敗した。自分ができなかったことを他人に押し付けているだけなんだよ、正道は。そして、納得するまで繰り返す。多くの人を不幸にしてね」
そんなの悲しすぎる。そんなことをしても決して報われることはないし、救われない。