学園へ向かう
スイを裏口入学させるって決めたし話をつけに行かないといけないからもうそろそろ学校に向かうか。
ちなみに聖クロロ・・・えーっと、まあ学園の入学式は三日後だ。
ちなみにこの町から学園のある王都までは馬車だと半月はかかる。
それより速い高速馬車とか竜車とかもあるがどんなにがんばっても乗継などの関係で一週間はかかる。
俺は魔術で飛んでいけばいいが・・・
「スイ入学式は三日後だがどうする。」
「えっえええーーー。
どっどうするんですか!?王都まで一週間はかかりますよっ!間に合わないじゃないですか!」
うん期待通りいい感じに驚いてくれた。
「まあ間に合うだろ。」
俺がこともなげに言うと
「もしかしてご主人様が連れて行ってくれたりします?」
と期待たっぷりにスイが言うが
「だが、ことわる!」
これいっかいいってみたかったんだよなあ。
「じゃっじゃあ私はどうすれば?
にゅうがくしきにおくれるなんていやですよ。」
スイは不安そうに言うがまあ問題はない。
スイが本気で身体強化魔術をつかいながら気を練ってそれも身体強化に使って走れば、
ぎりぎりだが入学式に間に合うはずだ。
そこでちょっとした余興をすることにする。
スイが俺がスイを走らそうとしていることにに気づいたら魔力回復薬を何本も持たしてやることにする。
気づかなければ道中の魔力回復は空気中の魔素を魔力に変換しながら走ってもらうことにする。
この目その変換だが結構精神的にくる作業だ。
気を練るのも身体強化魔術も魔力を消費する。
そしてそれを同時にすると効果は爆発的に上がるが魔力の消費も爆発的に上がる。
だからかなり厳しいことになるがさあどうなるか
「さあ問題だ。
俺はスイをどうやって王都まで来させるつもりでしょう。」
「えっええっと・・・。」
制限時間はどうしよっかなあ。
まあ15秒でいいか
「15,14,13、・・・」
「えっちょっと待ってください制限時間つきですか!?」
スイがあわててるがまあ知らん。
「そうだぞ、そんなこといってるひまはあるのか?
8,7,6,5,4,3,2,1、「あっ」ぜ
なんだ思いついたのか。まあおまけだが言ってみろ。」
ちっつまらん。
「身体強化をして走ればぎりぎり間に合うんじゃないでしょうか?たぶん。」
「ちっ正解したか。
じゃあ、はいっ景品の魔力回復薬だ。」
「えっ魔力回復薬って高価なものじゃ。」
「しらん。
俺は先に言ってるぞ。あああとこの封筒も渡しておく。」
「これはなんですか?」
「奴隷の自由行動を認めるっていう書類だなくすなよ。」
そうこの書類がなければ町の門を抜けることができないのだ。
この町みたいな小さいとこでは門番に主人から言っておけばいいが、
王都では通り抜けれないばかりか捕縛されてしまう
「じゃあ王都でな。」
そういって俺は王都へと旅立った。