学園へ
「ゆうきさんたまには外に出てみませんか。」
「んー・・・めんどいからやだ。いつもはそんなこと言わないのにどうした?
あとゆうきさんっていうのやめろ女みたいだろ。」
ったくそとになんていかなくてもいきてけるってのになんでそとになんていこうとするのかね。
スイの考えることは時々わからんくなる。
この小さい男の子ことユウキさん(笑)は身長が低く童顔なためたまに女に間違われるのだ。
「だってゆうきさんが全然外に出ないから町の人たちはゆうきさんの子と何も知らずにひどい人だってう わさしてるし・・・・・そのうわさを消すためにも一緒に外に行きませんか?
・・・・それにこんな理由がないと全然一緒にお出かけしてくれないし。」
「いやだ。外になんてこれっぽちも行く気なんてないね。
あとゆうきさんってのやめれ。
あと最後らへんごにょごにょ言わずにはっきりとしゃべれきこえてないぞ。」
もちろん俺はどこぞの勇者様のように恋愛関係にのみ耳がきこえなくなるというわけではない。
これはあれだ昔ひどい状況だった時に助けたような感じになったから吊り橋効果?的なものでこんな感じになってるがまあその話は置いといて、
スイとどうこうなろうとは思ってない。大体俺のようなのと一緒になるとろくなことがないしな。
「いっいえ何でもないです。それでどうしてもむりですか?」
そういってうわめずかいで聞いてくる。うむ今日もスイはかわいい。
スイは身長も高いしそれに合わせて肩幅もそこそこある。
だがその内心はよく言えばしんちょう悪く言えば臆病である。
これこそがギャップ萌えなるものだな。というくらいである。
顔は凛々しい感じなのだろうがその性格からか小動物のように見えるというかそうにしか見えない。
ちなみに胸もでかい。
そしてスイは戦奴なので主である俺はスイを犯そうが何しようが意図的に殺さなければ何をしてもいいという立場にあるので自制するのが大変だ。
そもそも俺の今の体はとある事情からそういうことをできるほど大きくないので自制も何もないのだが。
「別にいいじゃないかどうせ今年から学校に通いなおさないといけなくなるだろうし。
外に行く機会は増えるだろ」
「そうですけど外に出ない生活なんて不健康すぎます!
早死にしますよ!」
いろいろ言われてるが俺的には健康なにそれおいしいの状態なんだが。
ちなみに俺が行くことになってる学校だが一応国一番と言われている学校だ。
聖クロロヒョンだったか何か忘れたが貴族の坊ちゃん嬢ちゃんが通う学校だ。
不足な事態でこの体になってしまったので学校に行きなおさないといけない。
めんどうだ
「あっ」
「どうしました?」
「あれだろお前俺だけ学校に行って一人になるのがさびしいんだろ。」
「えっあ、えとちっちがいますよ。」
おうおう真っ赤になっちゃってかわいいなあ。
「ったくそうならそうと言ってくれればよかったのに。」
「ちっちがいますって。
町の人たちは親切にしてくれてますし、だっ大丈夫ですよ。」
むっそれはそれでいらつくな。
ところで俺ってこんなに独占欲強かったっけ。
まあそれは後で考えるとしてなんとなく気に入らないからいじわるしてやろう。
「じゃあお前も学校に通わせようか迷ってたんだが別にいかないでもいいよなあ。」
「えっいかせてもらえるんですか?」
「お前ひとりぐらい裏口入学させてやるさ。」
「うっうらぐちですか。
でもゆうきさんが行くのって聖クロロヒル学園ですよね。いくらゆうきさんがすごくてもさすが
に無理なんじゃ・・・。」
そう聖クロロヒルって名前だったか。というかこいつゆうきさんって言うなやめろって言っても全然聞かんな。一応奴隷だから【命令】すればきくだろうがつかいたくないしなあ。
まぁあそこは貴族用だけど裏口入学のマニュアルとかあるから楽生なんだけどなぁ。
まあいいやスイを連れていくと何かと便利だし連れてくか。
「言ったな。じゃあ証明してやろう。
おまえ裏口で入学するのけってーな」
「えっええええーーー」
その日夜の街に少女の悲鳴が響いた。