町の人々の認識
あるところに小さな男の子と大きな女の子がいました。
女の子の名前はスイという名前です。この女の子はすごい働き者でした。
毎日毎日ギルドで討伐系の依頼をしてお金を稼いでいました。
その活躍で町の人からはたいそう可愛がられ頼りにもされています。
大きな剣を使いその体を生かし威力のある剣技を使うことから、
「怒涛の剣士」という二つ名まで持っていました。
男の子の名前はユウキという名前です。この男の子はすごいナマケモノでした。
家から出るのも嫌がるくらいで討伐系の仕事をして疲れて帰ってくる大きな女の子に
買い物までもさせているのです。
それだけではなく掃除に選択料理まですべて大きな女の子にさせていました。
この男の子は普段何をしているかわかりません。
家から出てくることがめったにないものですから容姿ぐらいしか町の人にも知られていませんでした。
さてこの男の子と女の子は料理・掃除・洗濯をさせていたといいう所からわかるように
一緒に暮らしていました。
女の子の扱いがひどいように思えますが実際女の子の待遇はそこまで悪いほうではありませんでした。
大きな女の子は小さな男の子の奴隷だからです。
町の人たちはみんなでお金を集めて大きな女の子解放しようとしましたが、
女の子はギルドで活躍をしすぎたため解放にはかなりの額が必要
でとても払えるような額ではなかったのです。
そもそも小さな男の子の許可が必要ですが、
小さな男の子は交渉の席にすら着こうとはしないのでもとから不可能でした。
この出来事の後小さな男の子は「ナマケモノのろくでなし」と噂されることになりました。
ただ大きな女の子の前でそういうと悲しそうな顔をして足早に去っていくので、
町の人々は大きな声でこの噂をすることはありませんでした。