「錬金術師は二度爆発する」
エミの城にて・・・調合実験部屋で大爆発が起きた。
ボッカーン!!
「な、何事〜!?」
アタシはエミ、チョーイケてるテンション高めの可愛いギャルちゃん、旅行に行った時に日本(日本)にいるギャルに憧れてこの光星をお洒落な街にする為に今日今日とて頑張るぞって的な?
ちょいテンション上げてこ〜的な?な!?ギャル語は日々更新ちゅーって言うし?ま、そんとこでキラってこうぜ☆
「けほけほ!うーんまた失敗したぁ!」
こっちの栗色かわゆすなアタシのトモちゃんはキリキリちゃん!相変らずれんきんじゅつ?頑張ってるねー!
「どしたどした?」
ちょっくら声を掛けておこーってカンジで煤けてバリオモロ!しゃーなしに綺麗にしてあげるとお礼言われてハッピ♪
「今ね、肌がプルプルになるオイル作ってるんだけど調合難しくて・・・」
よーわかんないけど何かタイヘンみたい!アタシ何か手伝ってあげれんかな?と善意ひゃくぱーで話すと気持ちだけで嬉しいって言ってくれた!
「にひひ、なら素材入れんの駄目?」
それならお願いと気前よく了承してくれてマジ神ってる!
☆★☆★ 三十分後・・・
ボッカーン!ドカーン!!
「き、キリキリさん?塗り薬作んのに何で爆発すんの?」
吹き飛んで煤けた衣を纏い大の字で目を回すキリキリちゃんに恐る恐る話し掛けるとすぐに起き上がりレシピを見直している。
「ん〜〜入れる順番間違ったか〜」
覗き見で見るとワケワカラン文字がびっしり目眩するくらいに敷き詰めてーなんか呪文書?みたいなカンジー。
「エミ、試しに順番決めてくれない?」
予想外の提案にアタシはすぐに乗っちった☆
「うおぉぉ〜!何か凄そう!」
間近でしか見て来なかったけど今回はフラスコで作るみたい!材料を入れてシェイクし続けて何と成功しちった!
「さ、才能あり?」
キリキリちゃんはアタシの作った錬金術を試しに使うと腕が子供のようにスベスベに!?
「あ、アタシだって錬金術師なんだ・・・負けるか!」
キリキリちゃんが負けじと熱くなり量を増やして強めにシェイクすると何だかフラスコの中が黒ずんでいく。
「あっ、やば!」
「ふぇ?」
ドカーン!と二人まとめて爆発に巻き込まれ壁を壊してしまいサナエにこっぴどく怒られてしまった。
でも錬金術もやってみると楽しいと思えた、ただ・・・
「キリ・・・アタシに罪擦り付けるなんていい度胸してんじゃん?」
キリは一目散に逃げて何故かアタシだけ怒られた、その日に殴り込み分からせてやった。
「ごめんちゃい☆」
「許されると思ったかこのバカ!!」