「大声出す発声練習」
アスカは最近声の大きさに悩みこっそり発声練習をするもどうにも恥ずかしさが勝ってしまいどんどん小さくなっていく、そんな時、クラフトにその光景を見られて一緒に発声練習をすることに。
「よし、準備運動は済ませたな」
発声練習とはあまり関係なさそうな運動をし終えるとクラフトは大きく息を吸った。
「まずは何でも良いから腹に力を入れて・・・キエェェェェェェ!!!!!」
「ぴゃ!?」
最早女性とは思えない奇声を出されて尻餅をつく。
「さぁ次はお前だ」
「ほ、本当にやるんですか?」
あぁ!とニコッ歯を見せながら笑うとアスカも出してみる。
「き、きぇぇ・・・」
「もっと力強く!」
「き、きぇぇぇ!」
「もっと張り上げろ!」
「きぇぇぇぇ!!」
「もっともっとだ!キエェェェェェェェェ!!!」
「きぇぇぇぇぇ!!ごほごほ!!」
「さぁもっと強く!恥じらいを捨てて外でも分かるように!!」
「き、キエェェェェェェ!!!」
「よし!もっと強く!」
「キエェェェェェェ!・・・あっ・・・」
エミさんの城から少し離れた場所で奇声を上げてたせいで近くに声を掛けに来たであろうユカリちゃんはそれに対して拒絶反応を見せて顔は笑いながら逃げるように去っていった。
まるで自分は何も見てないと言わんばかりに。
「あ、ごめんなさい・・・人違いでしたー」
「違うの!!ちょっと待ってユカリちゃん!!!!うわぁぁぁぁぁんんん!!!待っでぇぇぇー!!」
「やればできるじゃないか!」
「これは違います!!」
その後ユカリちゃんに他人のように扱われ暫く私は発声練習トラウマになり更に声が小さくなりネガティブ思考になった。




