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「皇女様の暇つぶしと言う名の傀儡」

「私の親愛なる使者よ、私は今とても暇を持て余してるわ、この地で長い年月を過ごし下々の活気を上から見ていた、変化は常に移り変わりその時間は五千年にまで生きて来た私にとって・・・」


「私、別の用事があるのでそろそろ帰りますね」


 水星に依頼が出て私を推薦したかと思えば長ったらしい前述を話し要約するのなら暇らしい。


 面倒だから帰ろうとたら槍が飛んできて避けた先には皇女様が私を腕で抱き寄せられ玉座に座らされた。


「ユカリちゃん、貴女面白い芸とか出来ない?」


「離してください暇なら逆に良いのでは?」


「暇過ぎて退屈なのよ、ユカリちゃんは私の従者でしょ?裸でダンスとか面白そうじゃない?」


「そんな下品な光景見て皇女様は面白いの?」


「私は貴女に興味があるだけよ?品性を問うなら水着にする?」


「あれ可愛くないから嫌です」


「布面積を最初に減らし機能性重視にしたわ」


「・・・どこまで減らしたんですか?」


 私は見せされた水着を見て即座に破り捨てた。


 布面積の部分極小で想像しただけで戦慄した。本当に大事な所しか無くてお尻の部位消失してるし胸なんか・・・恥ずかしいからやめておこう。


「これなら裸の方がマシです」


「裸でダンスは上級者ね」


「しません!」


☆★☆★


 皇女様は私の事をどう思ってるのか聞きたい、単純に私“と”遊びたいのか私“で”遊びたいのか。


 退屈になって来週までの仕事してる皇女様と一言も話さず沈黙が流れている。


 集中してるみたいだしそっとしてあげようかな?


「仕事終わるまでそこにいなさい」


「帰れなくなるよ!!」


 我慢の限界で口論になったけど口達者で強過ぎて力負けしてしまった。


「罰として今流行りの歌歌って」


「うたぁ!?因みにどんな歌?」


 面白そうと渡してきた歌詞に私は破り捨てまた喧嘩した。


 ユカリシスマイクディヴィニティラップバトル+〜バトルアンセム。


 皇女様がたまたま光星に来てギャルを自称する女の子が歌ったものらしい。


 取り敢えず却下して一日私で遊んで満喫した皇女でした。

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