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「ふわふわ!?ふっわふっわ!もふもふのふわわ〜ん♪」 

 ラリホー〜!私はユカリ!普通から抜け出す為に冒険者だよ!波乱万丈の物語をどうぞ見てってね〜!


☆★☆★ エミの豪邸にて


「うわぁ〜!」


 早朝から姿が見えないと思っていたユイちゃんが一番豪華な部屋でふわふわのベッドに枕に抱かれて寝てる!


「わ、私も枕欲しい!」


 何せ家には枕が無い!凄く気持ち良さそうに寝てるからついに欲しくなってしまった。


 後日近未来区にて枕を売ってくれるお店に来ると珍しい人達がいた。


「サナエちゃんも買いに来たの?」


 私のお母さん的立場のふくよかなワインレッドの髪をした短気で努力家のサナエちゃんは何かを吟味してる。


「あら?ユカリちゃんも?」


 サナエちゃんは手に取った枕の触り心地を確かめる。


「んー、駄目ねもっと反発力が欲しいわ」


 私も試しに触れると何か良さそう?


「別にこれでも良くない?」


 私は軽はずみの行動をしたのか怒らせてしまった。


「バカ!あんた初心者ね!?確かに肌触りが良いわ、でも個人によって枕は変えないと首を痛めたり疲れたりすんのよ?」


「何で良くない?」


「ユイのおっぱいは柔らかいのよね?」


「うん?私の一番好きな枕代わりだよ?」


「それが硬くてゴリゴリしてたら?」


「えっ、嫌だよ!?」


「枕と同じよ、首を疲れさせずに心地の自分に合う良い物を探すのって大変なのよ?」


 確かに一理ある!ユイちゃん全部モチモチもふもふふわふわだから凄く凄い重要だ!?


「サナエ先生、ご教示ください!」


「いいわよ?ふふ♪」


 私はサナエちゃんに沢山教えて貰いつつ安めの物を手に入れようとしたが遮られた。


「ユカリちゃん、貴女そんな安っぽい産物を手に取るのは間違いよ?」


 それは何と水星の皇帝レヴィアサン皇女だった。彼女は選んだ物を私に渡して確かめるとそれは最早極上の触感にふわふわで暑い日にはもってこいのヒンヤリした枕だった。


「枕は高くても欲望のままに買いなさい、今後の人生に左右されるわ」


「そ、そんな壮大な物なんだ!?」


 私は高そうな枕を選ぼうとしたがまた遮られた。


「だからといって高い物を買えばいいのは俗人がやること、私が教えて上げる」


 高貴な皇女様は水星に訪れた時に気に入られて私にだけ優しい。


 二人の指導によってついに超凄そうな枕を買い、ユイちゃんと一緒に寝ると幸せと安眠効果が発揮され値段以上だと思っていた。


 だがそれは違った、ユイちゃんが占領するからおっぱいを枕にした私の幸せはそこにあった。


「うへぇ〜やっぱりユイちゃんのおっぱい枕が一番幸せ♪」


 極上の柔らかさ、幸せフェロモンが分泌され枕よりも高い安眠効果がある最強の枕だった事に気付いた。


「枕なんてユイちゃんが幸せなら何でも良いや、私にはユイちゃんという最強抱き枕がいる♡」


 それを言った私は後日サナエちゃんから鉄拳制裁を食らう羽目になるのはまた別の話を。

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