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12話 爆発と練習②

なんと1年3ヶ月ぶりに復活w頑張ります

男の銃から弾が飛び出し、そのままカナに吸い込まれていく。カナの視界の右下にあるHPバーが緑から黄色、赤になりそして0になった。体が薄くなり、視界が暗くなる。死亡と表示されると段々視界が明るくなり、気づいたらいつもの広場の真ん中にいた。


「あ、あれ……」


なんだかさっきよりも体がずいぶん軽くなっている気がする。気のせいだろうか、体を両手で触って確認する。


「ん……あ、あれ!?あれれ?」


探っている両手を見て気づいた。そう、さっきまで持っていたあのグレネードランチャーを持っていない。急いでストレージも見てみるがどこにもないようだ。死亡した場合、何度でもリスポーンはできる。ただし、ランダムでアイテムが何個かドロップしてしまう。今回のようにレアアイテムが出てしまう可能性もあり、ソロプレイが不人気な理由の1つでもある。


「そ、そんな……あ!戦った所に落ちてるかも!」


急いでカナは走り出す。



カナが走り出したその先では男が全力で逃げていた。ドロップしたグレネードランチャーというレアアイテムを逃すわけにはいかないのだろう。

うまいことくぼみを使って逃げるので、なかなか決定打を撃てない。戦闘中判定の時はワープ系統などは使えないので今のところ逃げられそうではないが、援軍など来たら厄介だ。


「こんな時にグレネードがあったらなぁ」


セシルはグレネードを全てカナに渡したことを後悔する。グレネードは使う機会こそ少ないがとても強くはある。


「みんな、そろそろ敵の援軍が来そうよ」


サチが遠くに敵を発見する。おそらくさっきの3人だろう。全員に緊張が走る。


「つっ!そろそろ決める!」


セシルが走り出し、男のいるであろう窪みに近づく。銃を構えようとしたその時に男が顔を出した。何発かがセシルの足に当たる。バランスを崩しながらも何発か撃ち返し、男に命中させるがそのまま隣接している窪みに落ちてしまう。すぐに構え決め撃ちしようとするが、男は出てこない。出てきたのは大量の土と爆発の炎だった。


「ふうー、間に合ったー!」


その声の先にはカナがいた。こっちに走ってきてグレネードランチャーを拾い、すりすりと頬に擦り付けている。


「さて、勝利に浸るのもいいがとりあえず逃げるぞー」


アルガがそう言い、何か装置を取り出す。セシルはそれが転移装置だと分かった。街などの安全圏に簡単に帰れるアイテム便利なアイテムだが、とても高価だったはずだ。援軍の男達と交戦になりかねないギリギリだったが、なんとか脱出できた。


「ふー危なかったー」


「結局ダンジョンにはもう行けなさそうだわね」


今日はまだ日は見えるが、もう4時かそんなところだろう。ダンジョン攻略には約4時間ほどかかり、なんとログアウトしたらやり直しという仕様なのでライトユーザーの2人には今日は厳しそうだ。


「そうだなー今日はもう解散か。明日の戦い、頑張れよ」


「はい!」


そう言いながらログアウトする。明日はアルガさん達のパーティを決める戦いだ。

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