表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/15

10話 爆発とイベント

「いやぁ、今日の狩りも順風満帆だったねぇ!」


2人の少女は街の喫茶店に座っている。狩りを終えて寄っている。


「んで、話って何なの?」


「うん。運営のメールは見た?」


セシルはウィンドウを開きながら、カナに問う。


「読んだよ。来週開催される半周年記念イベントでしょ」


「それに一緒に参加しようっていう話なの」


ガンバトルオンライン半周年を記念するこのイベントはチーム戦形式のバトルロワイヤル。1チーム4人で正方形のフィールドに放り出されてその中で戦うもの。参加プレイヤーは2日間そのフィールドに出入りすることになり、ログアウトもログインも可能だ。


「うん。いいよ! ……でも私達2人しかいないよ?」


「そうだよね、うーん、どうしようか。そこら辺でスカウトする?」


「あっ! アルガさんならいいんじゃない?」


「えっでも……、アルガさんもパーティー組んでるんじゃないかな」


「まあ物は試しでやってようよ! じゃメッセージ送っとくね」


「ちょっ! ……まあいいか」


アルガと表示される画面に「よかったら今度のイベント、一緒に参加しませんか?」と打ち込み送信ボタンをおす。


しばらくたつころに新着の表示が出る。タップしてなかを見ると「そうか。とりあえず紹介したいやつがいるからこっちこれる?」と表示された。返信を済ませると指定された場所へと向かった。


指定された場所は街の端の方にある中世の名残を感じるような建物が立っていた。ゆっくりと扉を開く。すると何度か聞いたことのある声が聞こえた。


「よお。待ってたぜお2人さん」


そこにはアルガと、見知らぬ女性がいた。アバターなので何とも言えないが、おそらく30代ほどだろうか。


「こんにち、私はサチ。2人は?」


「私がセシルでこっちがカナ。アルガさん会ってほしい人がいるといわれてここへ来ました」


カナは少し緊張しているようで何も喋らないようだ。現実のカナもこんなかんじだなとセシルは思う。


「で、サチ。今度のイベントで4人チームを俺達と作りたいらしい」


「半周年のイベントのこと ?もう他の2人を見つけたんじゃなかった?」


「「「え?」」」


カナとセシル、そして何故かアルガまで困惑している。


「そ、そうだっけ?」


「ええ。あなたが3日前くらいに募集しとけって言ったよね」


「ええ……」


アルガは頭をボリボリ掻く。カナがそんなアルガの方を少し冷たい目で見ている。


「ええと、じゃあ募集に来てもらったチームには無かった事に……」


「結構強そうだったよ。それに、それなりに話はついてるし」


「そうだ!じゃあそいつらとこの2人で戦ってもらって勝った方と組めばいいんじゃないか」


「このお二人初心者のようだけど、大丈夫なの?」


サチが2人の装備を見てそう言う。確かにグレネードランチャーを除く大半は序盤装備で、カナに関しては初期装備すら残っている。


「ま、まあそこらへんのギャップは明日一緒に買い物でもして埋めてやろうぜ。申し訳ねえがそれで2人もいいか?」


「はい!」


セシルが悩むよりも早くカナが即答する。カナは絶対チーム云々よりもグレネードをたくさん撃つことしか考えていないだろう。


「じゃあとりあえず明日またここに」


「「「了解!」」」


今までの2倍の声が響いた後、各自でログアウトしていったのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ