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*農場主要登場人物紹介など*

○ユキオス・・・本作の主人公。この世界に来る前の名前は山盛ユキオ。せっかく異世界に来たのでユキオスというヨーロッパ風の名前に改名した。暗黒騎士に強い憧れをもつ。前の世界では大根農家をしていた。ちなみに最初の階級は農場付き歩兵見習い。憧れの暗黒騎士になるべくこの世界特産の魔界大根の栽培に一生懸命取り組んでいる。


○ゴルヌス隊長・・・ユキオスが勤務する農場の守備隊隊長。実力は未知数。しかし剣の腕はピカイチらしい。


○ロバートさん・・・過去に首都防衛独立近衛兵団に所属していたという俗にいうエリート。なぜ今、農場で働いているのかは不明。基本的にかなり適当。お酒が大好き。軽いように見えて実はかなりの野心家であり、それが彼の最大のアドバンテージでもある。


○優しいゴー・レムさん・・・農場で働く受付兼食堂料理長兼農場セキュリティアドバイザー兼農場総務部統括。資格取得にも熱心。名前とは裏腹に実は女性。


○ヘルムートアイアンヘルムカイザーまさるさん・・・職場の同僚。現在は魔王軍西部中央農業研修センターにて魔界みかんの栽培法を学んでいる。実は自分の名前が長いことを本人はとても気にしている。


○勇者様御一行・・・魔王を倒すために長い長い旅をしている。しかし、道中にあったカジノに夢中になり、なかなかユキオス達が守る農場まで来ない。実力はかなりのもので隊長いわく「魔王軍大将軍にも匹敵する」らしい。


○ハル君・・・農場に魔王軍上級司令部からの指令書を持ってくる配達官。若いなりに仕事に真面目。


○ベンじい・・・伝説のスペシャリスト?彼の経歴はものすごくカッコいい。現在、最寄りのパン屋で働く。


○フランソワ上級大佐・・・通称・デーモン隊の特務幹部。現在、ある理由により魔王軍に対して反乱を起こしている。


○マチウス・町衣紋まちえもん・・・弓使い。農場の優秀な技術者なのであるが、実はかなりの暴れん坊。第31話より登場。


欧雅侍博士おうがじはかせ・・・魔界農法活躍推進室主任兼魔界農法広報室キャップ。プライベートでたくさんの発明をしており農場スタッフからは敬意を込めて博士と呼ばれている。第63話より登場。


◯マルティネスさん・・・町衣紋の同窓生にして竹槍の名手。竹関連の事にめっぽう強い。第十一章外伝より登場。


○パートタイマーゴブリンの皆さん・・・魔界大根農場で働く働き者の皆さん。近隣にある村に住んでおり、農場と大根同盟を結んでいる。

有事の際は農場自衛火器である旧式の火縄銃や竹槍などを装備して農場防衛要員として農場守備隊に編入され活躍する予定。


◯無限の恩智を賜りし魔王陛下ゴルゴースヌストス二世・・・魔界国家を統治する王にして最高尊厳者。王の正式名称をここで列挙すると『全魔界及びその他友邦都市群の万雷一致の推戴を受けし古代ラルゴールートゥスヌスの相続人にして統治権の頂点に君臨する獅子のごときの永遠の王にして無限の総覧者。天の恩智を全身に受けしメッジラーナーラヨの永久の騎士にして大地に根付いた草木その他の動植物の真心を知り愛をもって護る至高の存在であり万物の調停者。その真心を体現した御姿おんすがた一度ひとたび戦場いくさばに舞い降りれば百戦二百勝の天才霊光将軍。混沌とする全魔界の未来を憂いその聡明なる実力を司り超奏ちょうそう黄昏たそがれを慈しみ奉じる古代ジャラルフラシンブソノのいにしえの誓いを全身に感じたその真の名は魔天光司大王候ベサイサーナルプス・ドッラザホッジツォルコス・オットナヤーバルザベルドスドーゾス・ゴルゴースヌストス・ダイダダイコン・あい・コルコンティヌス二世超陛下』になる。しかし、長すぎるので普段はただ魔王様、宮廷の親い人は愛情を込めて『魔のおっちゃん』と呼ばれている。ユキオスが所属する魔王軍の先駆者パイオニアにして魔界国家陸海軍最高総帥。


*新しい主要登場人物が増える度にこちらも更新していきます*


○用語紹介


魔界国家ーーハガーマナストス・アエリコニハルトス大陸全てを領土にして統治する緩やかな国家連合体。国名の由来は強大な魔力を駆使して魔界国家を建国した初代魔王ハンフォンティヤーザ・魔界任夏之司まかいにんなのつかさ・アエリコニハルトスヌスにちなむ。

政体は王を頂点にした王政ではあるが、直接統治する直轄領土は全体の約三割ほどで、残りは魔界国家の覇権を受け入れて従っている同盟都市及び同盟国。王は世襲で受け継がれた魔法を操るなどの特別なセンスをマスターしており、国政に対しても絶対的な力をもっているのだが、歴史的に見てもあまり政治には関与せず現王ゴルゴースヌストス二世は普段は喜劇やお笑いショーなどを見て過ごしている。そのかわりに力をもっているのが魔王府と呼ばれている政府でここが実質的な政治の中心地。魔王府内にはそれぞれの分野に分かれた『省庁』があり、各省庁のトップがそれぞれ総括を行っている。

最近は農業政策にものすごく力を入れており、『全省庁会議最高筆頭責任統理長官』の任にあるものが農業局長を兼任している。

ユキオス達、農業の仲間達もこの部門に属しているのだが、それと同時に軍人としての身分及び軍事称号も有している。


魔界国家陸軍ーー魔界国家が保有する正規陸軍。別名、魔王軍。広大な領土を防衛する必要性があるため、あえて分散して配備するのではなく各地に五カ所ある重要拠点都市及び重要海港拠点都市に集中して配備されている。

魔界国家直轄領土以外で正規陸軍が動くことはほとんどなく、平時は各同盟都市及び同盟国がそれぞれ保有している自治警察軍及び自治王国軍がそれぞれの領土の治安維持を担当している。

正規陸軍の将軍には広範な指揮命令権が認められており、軍が召集される際にはその都度、魔王府最高指導部から四方位(東方、西方、南方、北方)征鎮督軍司令官という役職に任命されて、担当地へと出陣する。

ちなみにユキオス達は『いわゆる正規軍』ではなく、軍から農場に出向した状態、いわば屯田兵のような役割を担っており、農場で働きながら各地の防衛を担当している。


魔界国家海軍ーー魔界国家が保有する正規海軍。魔界国家は大陸国家のため、歴史的に見ても陸軍に力を入れており、海軍に関してはあまり近代化は進んでいない。大規模艦隊を組織するほどの武装艦艇は少なく、ほとんどが農産物を輸出する際に使う輸送船艦及び護衛駆逐艦。

永らく海軍拡大には否定的だった魔王府最高指導部であったが、近年は積極的国外進出主義の密かな高まりを受けて新たに新型高速巡洋艦の建造などを盛り込んだ野心的な『新海軍整備五ヵ年計画』を策定。新海軍整備計画推進部長に魔王府の権力を掌握しているレオポリス大公の腹心の部下であるトレビネス少将を任命していることからもその本気度が伺える。

ちなみに、大きな船は戦時になると国家が管理するという体制をとっており、千トンを越える船は軍属船舶表に書かれている。


慶柱けいちゅう・ティグラノケルタスーー魔界国家の行政首都にして魔王陛下が住む宮殿がある都市。山岳部に築かれていると共に二重の城壁と首都防衛要塞に守られており、過去五百年ほど外敵の侵入を許していない。人口は約十万人。

ここに住むことができるのは、魔王府関係者、軍侯貴族及び農務貴族の家系やその関係者といったいわゆる国家に忠を尽くすことを運命付けられた者達で占められており、その結束力は強い。

そして、この地には魔王陛下の宮殿である魔王宮の他に行政機関である魔王府や最高農業農務委員会、陸海軍統合参謀本部などが置かれており、まさに魔界国家の心臓部とも言える。

しかし、山岳部にあることから交通上の利便性は悪く、すぐ下のアエリハルトス平原に経済首都とも言える商柱しょうちゅう・ティグラノケルタスが建設され、ほとんどの首都住民はこっちに住んでいる。ちなみに商柱・ティグラノケルタスの方の人口は約九十万。

首都長官の任にあるのは現王の信任厚いスティリコフ上級大将。上級大将は権慶柱四方近衛将軍ごんのけいちゅうしほうこのえしょうぐんにも任命されており、魔界国家最高武力とも称される首都防衛独立近衛兵団の指揮命令権を保持している。


慶柱大公けいちゅうたいこうの決起ーー約二十年前に起きた時期後継者を巡る宮廷クーデター事件。

首都は現王ゴルゴースヌストスの長男を擁する一派と次男を押す一派に分かれ、ついに次男側の最有力者である現王の王弟にして当時の魔王宮侍従武官長を務めていたレオポリス大公がその私兵をもって挙兵。劣勢となった長男派は首都防衛要塞に籠城して抵抗を試みるも首都長官の任にある最高の武人、スティリコフ中将(当時の階級)が現王ゴルゴースヌストスの理解の下、仲裁に入る。

事件の結果、次男支持派が権力を掌握。それと同時に魔王宮の一挺臣いちていしんに過ぎなかったレオポリス大公とその一派が政治の舞台となる魔王府にまで進出するきっかけとなった。一方、長男支持派は失脚するなどして急速に力を失い、この出来事の一方の主役である現王の長男である若き英邁なるユスティニスも政治的取り引きの結果、自分の名前を変えられて魔界大根研究者兼屯田兵管理職候補としての魔界大根農場での謹慎的勤務を余儀なくされた。


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