ドリームワールドの絶対なる神で覇者で王様で
「ふえぇええええ!!!やめろぉおおおお!!!」
喚き散らす白っぽい銀髪の猫耳少女、その猫耳をふにふにする。
「やめるかよ、お前のコレはなんだぁ!! おらおら、これがええんやろぉ!!」
「ああああああああああんんん!!!」
そんな風に猫と戯れていると、端の方で魔女っぽい奴らが二人ヒソヒソしているのが眼に入る。
「あの男は、いったい何者なんですかぁ?」
「いやこれがなぁ、私でもドッキリ、分からないのだよ」
「おいおい、俺に隠れて内緒話とは、いい度胸だなぁ!」
しくしく身体をビクビク震わせながら涙目の猫を捨てやり、二人に近づく。
「いやいや、私は何も話してませんよ」
「あーいえ、、いぃ!!!!!!!!」
なんだ銀髪紅眼が無意味にフィーヴァーし出して面倒くさいので、金髪碧眼の方を相手することにした。
「おらら、おめぇー」
「な、なんですか、触らないでくださいぃ!」
それでも触る、なんとなく金髪が艶かしいので梳く。
嫌がるように反抗的な理知の瞳で睨まれるとゾクゾクする、もう片方の手でもっちり頬にもペタペタ触る。
「うぅぅうぅ」
「あのあの、カミ様」
「ああ、なんだぁ? ナルコ文句でもあんのかぁ!」
「ひぅ、あのですね、ちょっとだけ、そおです、ほんのちょっとだけ、アリシアが嫌がってるんじゃないでしょうかぁ?なんつて」
割かし理知を感じさせなくも無い幻想的な容姿を引きつらせて、不安定な声色を醸す奴。
「なんだ、アリシア、お前嫌がってるのかぁ??」
「うぅ、、やめろこの、、へんたいぃ、、おんなのてきぃ」
「ほおぉー、いい度胸だ、神たる俺に歯向かう気か?」
「はぁっうぅ、」
睨み倒すと怯えたように俯く、ふん、雑魚め。
「ちょい提案が在るのですがぁ、、」
「おお、なんだ、なんでも言ってみろ」
「その、好感度を上げてから、そういう事をするというのはどうでしょうか? その方が面白いかもしれませんよ」
なんだ、どういう趣向だ? こいつの言いたい事はまあ分からなくもないがね。
つまり嫌がるお友達を助けたいって話か。
「馬鹿がぁ、いぃやぁだぁよぉぉおおおーーー!」
「あ、、、、、、、ころしたい」
ぷっつんしたみたいに、銀髪の奴が紅の瞳を限界まで暗くしてメンヘラ眼みたいになる、ふは、面白いなコイツ。
「や、ヤバ、ナルコが切れちゃったぁ、、、」
「なんだアリシア、お前こんな奴が怖いのかよ、俺が守ってやかっらぁ~安心しろよぉ~~」
肩を組むようにして、至近に顔を寄せ合う。
「うぅぅぅいやぁあっ、やめろぉこのぉおお!」
無力な力で跳ね除けるように腕を突き出し、俺に嫌悪の眼差しをくれる、くっはっは弄り甲斐がある奴。
「おいナルコ、お前もこっちこいや、辱めてやるぞ」
「くぅ、、、この、、くそやろお、いつかバラバラにしてやるのに、、」
俯いてこっち来ないので、アリシアをぽいして、スタスタ近づく。
そして顎を取り、流れるようにキスをする。
「うぅぅうう!」
舌を無理やり挿入して、その薄い唇を貪るように舐めまわしてから、全体を吸い上げるようにしてから突き放す。
「どうだ?」
「うっぷは、はぁはぁ、、、、ああぁぁ、、、コイツコロサナイト、コロサナイトコロサナイトコロサナイト、、、、」
「うわぁ、ナルコに対して、あんな好き勝手ぇ、、、」
この二人を甚振っていたら、視界の端の猫が逃げようとしていたので、途端に神速で捕まえる。
「うやにゃああああ!!はなせぇ!!!!」
「離すものかぁ!!おまえはもう俺のものだぁ!!!」
「うな!うなっなっなっなあああ!!!」
また耳をいたぶると、まるでソレが性感帯だったかのように、激しく身悶えして頬を紅潮させる。
身体をジタバタ暴れさせるので、上から押さえつけてお姫様抱っこのように抱える。
とてつもない反発で、生意気ながらも俺の腕に噛み付いてくる、まあ効かん訳だが。
その間もずっと耳をふにふに強く圧迫させ続けると、次第に嫌がりながらも快楽に酔ったような眼をする、おもしろい玩具だ。
「うみゃふにゃにゃ」
「ふっ悦楽に淫靡に染まったいい顔だ、おら、もっとしてやるぞぉ、そらそら」
「ふっふにゃにゃん!!」
「、、、バーストまであんななっちゃって、これからどうするのよ、、、ナルコ?」
「殺殺殺殺殺殺殺、、、、、、」
なんだありゃ、ぶつぶつ銀髪が不愉快なこと言ってるが、まあメンヘラの発作として放っておくか。
それすら封殺して銀髪を徹底的に押さえ込むと、メンヘラが叛乱を起こすからな、適度に発散させてやらんと。
「貴方、いったいなにが目的なんですかぁ?」
おっかなびっくりゆたゆた近づいてきて問うてくる。
コイツは、何度もなにかと事あるごとに尋ねてくるんだよな、この知的好奇心旺盛な興味津々金髪めが。
「ただ好きな事をしてるだけだ」
「女の子を甚振ったり苛める事ですか?」
「うるせえ!!この世の神に逆らう気かぁ!!!」
「うぅ、神ってあなたぁ、、、」
俺の超傲岸な、大人気なさ過ぎる上に子供相手にするような幼稚な恫喝。
そのような神的上から目線の叱咤には耐性ないのか、流石に唖然としたアリシア。
いやはやコイツは色々な表情を持ってるし出来るしで、本当に興味深いな。
「とりあえず、コイツは首輪でもして連れ歩くことにするか?」
「うぅにゃぁ、、やめるんだぁぁ、猫の呪いが掛かるぞぉぉ~~」
「はっは面白い、猫ののろい掛けてみろよぉおらおらぁあ」
「うみゃあああん!!!みみはやめるんだにゃぁああああ!!!」
「ふっはっは!ふっはっはぁ!!!」
「はぁ、これからどうなるのよぉ、、、」
「ふっ、大丈夫さ」
「あれ、正気に戻ったの?」
「ああ、私としたことがぁ、、ってやつ。
まあ大丈夫だよ、なんとかそのうち納まるってぇ」
「その根拠は?」
「うん、ああいうタイプは必ず滅びる、いやむしろ私が滅ぼすから、ぜんぶだいじょうぶってわけ」
「ぜんぜん根拠ないじゃん、はぁー」
「なんとかして、なんとかして、あいつをどうにかしてないと、わたしがわたしでなくなる、なんとかなんとかしないとぉ、、、」
「あにゃぁあああんんん!!!!あっあっああああああああああああんんん!!!」
「ふっ、イッタか」
やりとげた男の顔をして、ドヤと共に猫の悦顔を至近距離で嘗め回すように見る。
見れば見るほど可憐で、だが小生意気な印象とを与える。
更に合わせて言えば、不可思議で幻想的な見目からは、カリスマとも表せる絶対的な魅力を泉の如く、常時オーラのように溢れさせている。
「ぺろぺろしたくなってくるなぁ」
「ううにゃあああ、、」
へろへろになって四つん這いで逃げようとするが、ひょういと猫を捕まえる要領で、細い腰を捕まえて胸の中に押し戻す。
「うきゃにゃん!! あぁ、、、なああぁーなぁあー」
なあなあと人語を忘却したのか、今度は媚びるように擦り寄ってくる不思議生命体。
「なんだ可愛くなって、よしよし、よしよし」
「うにゃあぁ、ごろごろごろ」
「あ、媚び始めたよ」
「あんな奴に、、、バーストは人をやめてしまったか」
うろんな視線を感じながら、俺は俺のしたい事をずっとやっていた。
とりあえずこの猫は持って帰って、飼うことにするかね、可愛いからな、そう決めた。




