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ハート女王直属近衛騎士団-ある日のSMプレイ?的戯れ

  

 

 一方その頃、王城内、女王直属部隊宿舎にて。


「うぇ~~ん、戦争に行きたくないよぉ!!!」


「おいコラぁ! 逃げんじゃねぇ!」


 ちょろちょろ逃げ回る金髪娘を捕まえる。

 速攻でだ、間違って遠くに逃げられたら手間が十倍化するかんな。

 はぁ、疲れるぜ、掛け値なしで死にたくなる。

 まあ、ゲームと思えばいい、のだ、こういう苦行はだいたいそういうゲーム思考で乗り越える、実際そう今まで乗り越えてきた。

 これは、イタイケなロリ幼女が逃げるから、なんとなく捕まえたくなる趣つーか醍醐味がある、そういうタイプの良ゲーで良い。


「えぐぅえぐぅ、やだぁーやだぁー、、ひぎぃいいいいいいいいいいい!!!!」


 メソメソ泣いてるので、尻をつま先で蹴っ飛ばしてやる、おお良い声で鳴くな。


「なぁっ! なんてことするんですか! このド鬼畜鬼眼鏡鬼軍曹!!!あぎぃいいいいいいいいい!!!」


 悪口雑言がウザかったので、脛をちょんとレディーファーストやフェミニン的な配慮のもと蹴飛ばす。


「あがぁああああ!!!!」


「手加減してんのに、騒ぎすぎだ」


「どこがですかぁああああ!!!!!!」


「分からんか? 俺が普通に蹴れば、尻も脛も突き破って割れてるつぅーに、常識で考えろぉ」


「あぁ~~ん!!! もうやだやだ! こんな鬼畜上司に扱き使われるなんて屈辱ぅ! 糞ゲー過ぎるぅ!!」


「はぁ、うっせぇなぁ~、何が不満だ?」


「今言ったのですぅ!」


「ほお、こんな優しく有能な上司に使われて、部下として本望以外の何物だってんだぁ?」


「うぅ、もういいですぅ、騒いで疲れたのですぅ」


「そうだ、お前はヘタレて、そういう風に大人しく涙目になって、屈辱塗れでいる時が、個人的に俺の好みだ」


 可愛いなコイツと、床にへばり付くガムのようになっている奴の頭を撫でてやる、おお恨みがましい目。


「苛めて楽しいですか?」


「ああ、可愛いなコイツぅ」


「上司は、気になる子を苛める、思春期の青少年なんですか?」


「ああ、そうだ、可愛いなコイツぅ」


「うぅ、、ホントに、わたしぃ、可愛いですかぁ? 

 愛玩でも何でもいいですから、上司の役に立てているのですかぁ?」


「ああ、もちろんだ、お前に癒されて、日々疲労回復になってる、やもしれんな、可愛いなコイツゥ」


「ぅうぅ、凄く、頭撫でられて、喜んじゃってる自分がいますぅ、上司ぃぃぃ」


「はっは、頭撫でられてるだけで、イっちゃいそうか?」


「はへぇぇ、、さすがにそれはないですけどぉ、、い、、イっちゃいたい気分ですぅ」


「可愛いなコイツ、可愛いなコイツぅ」


 頭を捏ね繰り回していると、ビクンビクン悔しいでも感じちゃうみたいに、酷く感じ入っているみたいになる。

 すると頭を撫でられてるのに飽きたか、飛びついて「上司ぃ好きぃ!!!ひぎぃみゃああ」こようとしたので、即座に迎撃、冷たい床に叩き落とした。


「うえーん!うえーん! なんでぇ!! ひどいぃひどいぃ!酷いぃ!!! 鬼畜だぁ鬼畜ぅぅうううわああああ!!!」


 涙も枯れんばかりに、現実、涙で水溜りができるくらいに激情的に泣きまくる。


「お前は何時も感動的なまでに、激情を溢れさせるな、見ていて痛く楽しいぞ」


「うぇひっぐひくぅ、それって、上司の役に立ててるんですかぁ?」


「ああ、そんなお前は痛いくらいに好きだ、好みだ、ずっとそのままでいろ、これは命令だぁ」


「ぅぅぅ、、、もう! 上司じゃなくて先輩って呼びますよぉ! いいですね!」


「どうことだぁ? 意味分からんぞ?」


「私が犬みたいに簡単に手玉に取れると思わないことですぅ、もう先輩って気安く呼んでやりますよーだぁ」


「お、おう、どっちでもいいが、先輩なんて呼んだら、軍則違反で調教なぁ?」


「そっ! そんな規則があったんですかぁ?!!」


「あるわけないだろ、常識知らずめ、無知も大概にしろ、無い知恵絞って常識で考えれば分かったことだ馬鹿野郎」


「あがががががぁががががががががが!!!!!!!!!」


「工事現場かうるさいぞ」


「ひぎぃぃああああああああああああああ!!!!」


 身体全体を震わせて奇声を発していたので、気付けで正気を取り戻させるために、真っ白で綺麗な太ももを両手で張り手してやった。


「おーおー、綺麗なもみじが二つも出来て、よかったなぁ??」


「えぐえぐぅ、はぁぁはぁ、、、先輩上司ぃ、、貴方はサディスト、いな、リョナなんですかぁ?」


「知らん、お前が苛め甲斐がある、苛められっ子体質なだけだ、それも特殊能力か異能力レベルの強度でな、ある意味誇れる才能やもしれん」


「ほっ本当ですか! それは!」


「嘘に決まってる、お前のそれは欠点、つーか短所、人間的な劣位の表れだ、喜べる代物じゃない」


「ああ、、、ああああ、、、あああああああああああああああ!!!」


 頭を抱えてぽたぽた落ちる涙の雫が多くなったと思ったら、こちらに突撃してきた。

 当然俺は「そらぁ」と言って、簡単に避ける。 


「はっ!はぁひぃぃぃいいいい!!!うみゃぎゃぁ!!!」


 床を滑って滑って、少し遠くの壁にぶち当たって止まった。


「大丈夫か? ちゃんと生きてるかぁ? これって戦死扱いかぁ??」


「死んでません!! 元気ですぅ!!!それに戦死じゃないですぅ!」


 むくっと突飛に、思った以上に活き活きと跳ね上がり起き上がる少女、不死身かぁ。


「本当に元気だな、そのあり余ってる気味の元気を俺に売ってくれぇ」


「う、売るってぇ、どうやるんですかぁ?」


「抱きついて来い、低反発のヌイグルミみたいに、ぎゅってしてやるぞぉ?」


「ううぅえ、、それじゃ、えーと、抱きつきますよ? そーと、そーと、、、えいやぁ」


 少女が胸にぽすんと収まった。


「、、、、、」


「あの、どうなんですか?」


「、、、、ああ、いや、忘我するほど、気持ちよくなってしまったぁ」


「そ、それなら、よかったですぅ」


「その、あれだ、、このまま、しょうがないから、、、抱いてやる」


「!!!!」


 少女は逃げ出した。


「おい待てコラぁ! 冗談だ! 俺の思い通りに従えぇ!!!」


「つっぅ!!!犯されるぅ!!変態!! 変質者! イヤァあああ!!!誰かたしゅけてぇええ!!!」


 遠くに逃げられた、チィ、本当に冗談つか照れ隠し恥ずかしくてテンパっただけなのにな。

 こりゃ探し出すのに手間が掛かるパターンだ、まあ俺なら十分で捉えられるがな、行くか。

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