いつ書くの? いつでしょう……。
今週の私は、とてつもなく熱心にパソコンに向かっていた。
自由になる時間は殆どそれに費やした。
未だかつて無い真剣な表情。
事情を知らない人が見たら、株にでも手を出したと思ったかもしれない。
何故なら……
手が動いてない……って! 書け! 書くはずでここに座ったんだろ! 何見てんだよ!
だってぇ~どうしていいか、わっかんないんだよ~!
まるで駄々っ子だ。
私は今もってなお、卑屈が抜けない。
それが顕著に表れてしまうのが主人公のセリフ。
最早『俺YOEEE』にすらなってない。
このままではヒロインのスカートの陰にちんまりと隠れる少年になりかねない。
新キャラ誕生の予感。
『どうせ俺YOEEE』
駄目だ! 最強の主人公になる道がまた遠退くじゃないか!
これが主人公としてアリかと言ったら、さしもの私でも判る。ナシだ! コメディーじゃないんだぞ!
せめて『所詮、俺YOEEE』がよかろう……いや、言ってる事同じだから。
一旦休憩だ。
そして気分転換という逃避。
勿論、行く先は『日間ランキング』。
あの子はどうしているだろうか。
病室の扉を開けると、二日目も彼女はそこにいた。
(ええっ? 女だったのか? いつからそういう事になった? 病室って? とかは無しで)
というか、告白すると朝から数えて何回目かのお見舞い。
正確に言うと「〇時〇〇分、無事を確認!」みたいな事になる。
ヤバイんじゃないか? 今度は何に憑りつかれた?
どうやら私は色んなモノに憑りつかれる性質らしい。
憑依体質? ではない。ただのチキン、〝気にしぃ〟なのだ。
そもそも彼女の居る所は表彰台だ、病室じゃない。
ほら、あんなにも嬉しげに手を振っている……かどうかは知らないが、人の気も知らないで呑気なもんだ。私はこんなにもお前を心配しているというのにっ!
などと言ったら彼女にさえ「ウザいっ! ほっといてっ!」と言われそうだ。
ならば気付かれないよう、そっと見守る事にしよう……
幸い今日は初の〝レビュー〟を頂いた。
こんな事は未だ未経験。〝初の〟というのだから当たり前だが……。
ありがとう見ず知らずのお方。お陰で私の心も落ち着いている。
彼女の状態も安定しているし、少し目を離してもよさそうだ。
私はエッセイランキングの中に見付けた気になる物件を見学しに出掛けるとしよう……
って! いつ小説書くんだよ!
「今でしょ!」が〝名言〟って言ってなかったか!?