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「異世界帰りの錬金術師は、祈る彼女と契約関係を交わして――世界を救う。」  作者: Lark224a


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第17話 生活の安定化 《後編》

――出来た!!これが水を生み出す「スイスイくん」だ!!


原理は簡単で、機械の中央には水の魔石を嵌めて、中央に穴が開いたフタを被せる。そして「スイスイくん」と「マイマイくん」を線で接続して、それを受水槽へと入れる。


これで準備は整ったが、このまま放置していれば水が補充されるわけではない。水を補充するには、水の魔石を発動させる必要がある。


魔石を発動させるのは二つの方法がある。


まずは「式や魔力によって発動させる」方法だ。これが最もセオリーな発動方法だが、今回はこれは使わない。今回使うのは、もう一方の「衝撃によって発動させる」方法だ。


受水槽にある水が、ある一定のラインを下回ったときに、マイマイくんからスイスイくんに向かって電気が流れるようになっている。この電気の衝撃によって水を生み出す仕組みになっている。


だが、ここで衝撃によっての発動のデメリットとして、衝撃の度合いによって生み出される物と量が変化してしまうことだ。


だから、この衝撃による方法は緊急時に使われることが多いが、今回はマイマイくん側で送る電力を一定にしているので、その心配はない‥‥「ノーリスク」だ。


あとは、この受水槽の水が減るのを待つだけだ。


こうして生活に最低限、絶対に必要な水と電気のラインの安定化をすることに成功した。



ふぅ~~日が暮れる前に完成して良かった。これで飲み水、お風呂、明かりにも困らずに生活することが出来る。向こうはどうかな?部屋の掃除は順調かな?


祈とリタに任せているが、二人にあのマンションを全て片付けてくれというのは流石に無理なので、リタの部下として、ホムンクルスほど有能ではないが、その2個下ぐらいのゴーレムを数体作って渡しておいた。


ゴーレムは単純な命令であれば言うことを聞くので、こういった雑用には持って来いの存在だ。


などと考えていると、そのリタが俺のところにやってきた。


「マスター。ゾンビの除去は終わりました。」


「おっ‥‥終わった??いいね。時間バッチリじゃん。俺も終わったから、今日はここで一旦終わって家に戻ろう。祈にも伝えてきてくれるか?」


「はい、分かりました。」


俺の命令通りにリタが祈のところに向かって行った。俺も作業を終えて、自分の家?へと帰るのであった。



自分の家に戻ると‥‥家はもの凄く綺麗になっていた。


ここに初めて来た時は、割れたガラスが散らばっていたし、生ゴミの悪臭とか、目張りでバチバチに固定されたカーテンとかがあったのに、それら全てが綺麗になっていた。


そして、俺が殴り殺したゾンビも除去されて、飛び散った血も拭き取られていた。


こうして明かりがあって分かったけど、間取りは完全に俺の家と同じだな。でも、置かれている物や、その配置が全然違うから、俺の家であって俺の家じゃないんだろう。


――何か‥‥変な感じだ。


と家の感想を述べていると、「ふぅ~~最高だった。」とお風呂上がりの祈とリタが戻って来た。


水と電気が戻ったことで、お風呂も自由に入れるようになった。そうなれば、当然、祈に一番に入ってもらいたい。やっぱり女の子だし‥‥これからのことを考えると‥‥お風呂は一番必要だから。


いや~~何か、こんな状況で思ったらダメなのかも知れないけど、お風呂上がりの女の子っていいよね。髪から滴った水が鎖骨のラインをなぞって行き、その二つの果実に目を奪われる。


――最高だ。その一言に尽きる!!と、お風呂上がりの二人を堪能していると、祈がジトーっとこっちを見て来た。


「‥‥視線がとてもいやらしいですよ。」


「気のせいだ。俺はただ、お風呂は満足してもらえたのかを確認していただけだ。」


「本当ですか?今の正人の言葉は凄く嘘くさいです。」


「心外だ。俺は――そんな最低な男ではない。」


と、口では否定をするが、祈とリタのお風呂上がりの姿は、俺の脳内メモリーに鍵を掛けてしっかりと保存するのであった。

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