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「異世界帰りの錬金術師は、祈る彼女と契約関係を交わして――世界を救う。」  作者: Lark224a


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第16話 生活の安定化 《前編》

マンションの安全を確保することに成功した。


そして今は、ゾンビの除去を行っている。除去と言っても倒す意味じゃなくて、既に倒したゾンビの掃除って意味で、やっぱり家となる場所に死体がずっと残っているのは嫌だからね。


で、掃除をするのは外だけじゃなくて部屋の中もしないといけないので、そこはリタと祈に任せて、俺は他の事をする。


まず、この場所で生活をする為に『電気と水』の問題を解決する必要がある。


ゾンビパニックのせいで日本の生活ラインが完全にショートしてしまっている。だから、電気を付けようとしてもつかないし、蛇口を捻っても水は出ない。だから、これを早期に解決しないと生活が出来ない。


まずは、電気からか。


電気は「マイマイくん」を使って発電すればいいか。電柱からマンションに繋がっている分電盤に「マイマイくん6号」を設置する。


マイマイくん6号は発電力が一番強い号で、このマンション全ての電力を賄うことが出来る。


いや~正直、このマイマイくん6号を開発したはいいが、使う機会が全くなくてホコリを被っていたが、まさかこんな機会に使うことになるとはなぁ。いや~作っておいて良かった。


使い方はどのマイマイくんも同じで、雷の魔石を使って動かす。この6号は5個の雷の魔石を使って動かすから、一気に5個の魔鉱石を得ることが出来る。


まぁ、目標の10億個には全く足りていないが、小さな一歩を積み重ねて行こう。


――ガチャとマイマイくんを起動すると、バチバチと電気を生み出し始め、繋がっていた分電盤に電気を流し始めると、マンションに光を灯した。


ふぅ~~これで、電気問題は解決だな。さて、次は問題の水だ。


小学生の時に道徳か社会かは忘れたけど、水の授業で少し習ったことがある。まず、マンションに水を運ぶ方法として「受水槽給水方式」と「直結給水方式」の二つの方式を用いて配水を行う。


で、「受水槽給水方式」はマンションから少し離れた場所や屋上に設置された巨大な水槽から、ポンプを使って受水槽へと移して配水管へと送る方式を「受水槽給水方式」と言う。


そして、その先からは「直結給水方式」を用いて、配水管の水を各部屋に流していくことになる。


電気が戻っているから、ここまでは動かすことが出来る。問題は、その水をどうやって持ってくるかだ。ここは住宅街だから近くには大きな水がある場所もなく、水を生み出す方法としては穴を掘って確保するしかないが、出る気がしない。


ん~~困った。そういえば、異世界に居る時は水ってどうなっていたんだっけ?小さな村とかだったら井戸があって、そこから汲んでいるが、帝都の時はどうだったっけ?


井戸なんて絶対になかったから、水って‥‥確か‥‥そうだ!!水の魔石を使っていたわ。前にサミール先生から聞いたんだ。城には巨大な水の魔石が置かれていて、そこから水を出してるって。


魔石から生み出された水はそのまま飲み水にもなるし、生活にも使える。なら、後はその方法だ。


水の魔石から水を得る方法さえ分かれば、水を得ることが出来る。なら、作るしかないな。マイマイくんと同じようなものなら作れるだろうし、少しでも魔鉱石の回収が出来るようにしよう。


そうと決まれば、やるか!!マイマイくん水バージョンの開発だ!!


と、生活を安定させる為に開発を決めるのであった。

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