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赤いお誘い

家の庭に赤い風船が1つ落ちていた


風船の結び口から伸びた紐の先には紙が結びつけていた

住所と名前、有名な猫のキャラクターのようなイラストも書いてある

子供の字のようだ


何処かの小学校で風船を飛ばすイベントでもあったのだろうか

描かれた住所は行ったことのない場所だが、そこそこ近いので散歩がてら行ってみる事にした


川沿いに歩いていきガソリンスタンドの角を曲がって夕焼けの中、長い田んぼ道を進む


住所の場所は公衆電話だった

なんだイタズラか

ドアの前に女児用の赤い靴が先を前に向けてそろえて置かれている


突然電話が鳴った

中に入って受話器を取り耳に当てる

「もしもし?」

『ちゃんと靴は揃えるんだよ』

子供の声

相手はそれだけ言って電話を切った


なんだそりゃと思いながら出ようとしたらさっきの赤い靴が自分が今まで履いてきた靴に変わっている


どういうことだ?

慌てて靴に足を入れた

踵を踏んだまま歩いたら地面が抜けて何処までも落ちていった

俺の靴は真っ赤に染まった





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