4日目
毎日更新。ChatGPTでベース作ってClaudeで仕上げるんだけど、Claudeは後で指示した「咥える」発言に反応しないのは発見だった。
山道は険しく、岩や根っこが足を絡めとるように突き出ている。朝早くの出発から数時間、疲労が俺たちの足取りを重くしていた。ガレスと俺は時折言葉を交わしながら進むが、次第に険しい道のりへの集中が会話を途切れさせていた。
「なあ、そろそろ休憩してもいいんじゃないか?」
俺の提案に、ガレスは振り返り、皮肉混じりの笑みを浮かべた。
「弱音を吐くのが早いな。若いくせに、スタミナが足りないんじゃないのか?」
「いやいや、休むのも大事だろ? このまま行き倒れたら、おぶってくれるつもりか?」
「はっ、そんな面倒なことは冗談じゃない。だがまあ、少しは休むとするか。ここは静かでいい場所だしな。」
岩陰に腰を下ろし、冷たい水を喉に流し込む。山の空気が身体を少し軽くする。
やがて、風が不思議な香りを運んできた。甘く、どこか人工的で、これまで嗅いだことのない香り。
「なんだ、この匂い……」
「花じゃない。香水か? まさか山中で?」
ガレスと俺は警戒を高めながら進む。そして突然、小さな開けた場所に出た。
中央には一人の女性。
彼女は木の椅子に座り、長い黒髪を風に揺らしていた。短いドレスのスリットから覗く肌は、黄昏の光を受けて輝いている。その姿は、まるで絵画のように完璧で、魅惑的。一瞬、俺たちは足を止めざるを得なかった。
「ようこそ、疲れた旅人たち。山道をフラフラ歩いてきたのね」と、彼女は茶目っ気たっぷりに笑う。
ガレスは眉を持ち上げ、「私たちは『フラフラ』じゃないぞ」と反応する。
「まあまあ、冗談に敏感そうね」リゼは肩をすくめ、「あなたたち、何を探しているのかしら? たどり着いた先はこんな山奥の、私以外何もいない場所よ」
「あなたは誰だ?」俺が慎重に尋ねると、
リゼは片目をウィンクし、「賢者のリゼよ。ただし、今どきの賢者。古めかしい知恵は卒業したわ」
ガレスは半分からかうように言う。「賢者? それは賢者らしくないな」
「まさに、そこがポイント」リゼは軽く笑う。「型にはまらないのが、今の私の売りよ」
そして突然、リゼは俺に視線を向け、挑発的な微笑みを浮かべながら囁くように言った。
「あなた、私好みのタイプ。咥えてあげてもいいわよ」
ガレスは吹き出しそうになりながら、「おいおい」とたしなめるような声を上げる。俺は顔を赤らめ、言葉を失う。
リゼは満足そうに笑い、「あなたたちが探しているもの、もしかしたら役に立つ情報があるかもしれない」と続けた。
俺たちは警戒しながらも、彼女の言葉に引き込まれていた。この出会いが、味方になるのか、それとも新たな謎になるのか──。
俺の視界には「魔王復活まで:97日」という文字が映っていた。