第十五話 〔無のオーブ〕
あの後体を洗いもう一回潜り探索していると、
ヒビが入った壁を見つけた、
『ここよく見るとヒビ入ってない?』
『そうか?殴ったら何か出そうだよな。』
そう言い、零はもたれかかるとヒビ割れた所からヒビが広がり
ヒビの中心が崩れ落ち、そこに廊下が現れた。
『…殴らなくても出たな…ここを探索するか?』
『そうだね、ここを探検しよう!』
気分を変え、美香は廊下を先に進んでいった。
…枝分かれしている廊下を適当に進んで行くと、
宝物庫らしき部屋にを見つけた、
『これって宝物庫…?』
『そうなんじゃないか?何か宝箱みたいなのもあるし。』
『え?』
『ほらあれだが。』
『ん?あ、ホントだ、って言うかあぁいうのってミミック
ってやつが成りすましている可能性があるんじゃないの?』
『そういうのたまにあるよな、
もしかしたらミミックかもしれないし、
少し離れとけ。』
そう言い俺が宝箱を足で蹴って開けると、
普通にミミックだった。
ゲシッ…
キシャァァァ!!
『案の定当たったわぁ…』
俺はそう言いバールに持ち替え、戦闘態勢をとった。
後ろに待機していた美香は武器を構え、走り出し、
ミミックの中にピンポイントに打撃を与えた。
『先手必勝!!』
バコンッ
キシャァァァ!?
どうやら奇襲は出来るが奇襲に弱いらしい、
ミミックは即死した。
『…弱いな…』
『意外と弱かった…?何か入ってる?』
そう言い美香が元ミミックを開けると、
丸い玉が中に入っており、
収納してみると"無色のオーブ"と言う名前だった、
俺は無色のオーブを取り出し、美香に鑑定してもらい、
効果を見てみると…
無色のオーブ ランクC
武器や防具にアクセサリーや人や動物全てに宿っている
スキルを一つ収納&取り出す事ができ、
別のモノに入れ替えたりする事が出来る。
『…どういう事だ…?』
『づまり人に宿ってる…剣術とかのスキルを一個だけこのオーブに入れる事が出来て、武器や防具…お兄ちゃんが使ってる剣とか鎧にそのスキルとかを付与する事が出来るって事じゃない?』
『なるほど…ってそれかなり凄くないか?』
『うん、かなり凄いと思う、
テレビとかで見てたけど、
スキルの交換とか取り出す事は出来ないって聞いた事ある。』
『それじゃあ尚更凄いじゃねーか!』
俺がレアアイテムを入手して喜んでいると
後ろからスライムが2匹現れた。




