第十二話 〔尋問?〕
『俺が何をしたんだよ…』
俺は少し前に自衛隊に連れて行かれて、
カツ丼を食わせられるような部屋に居た。
温厚そうな男と相席になり、
目の前にはふくよかな体型をしていて、
おそらく自衛隊の上の人だろう、
目の前の人の左の胸ポケットに、
名刺らしきものが付けられていて、
苗字が山本と言う事が分かった、
次の瞬間。
『突然連れてきてしまい申し訳ありません!!』
突然山本が謝り二人が困惑していると、
山本が何故二人は連れてこられたかの、
理由を説明した。
『実はですね最近cスキルと言う項目に、
収納と言うスキルが確認されたんですよ、
その収納ですが…なんと入れた物の時を
止める事が出来て金品等も入れる事が出来る、
いわゆる国宝級と言われるスキルです。 』
『そ、そんな凄いスキルだったなんて…』
隣の温厚そうな男性は自分の持っていたスキルが
国宝だと知り呆気に取られている…
俺は他の人も持っているものだと思っていたので当然驚いた。
『そんなレアなのか、このスキル…
てっきり誰でも持ってるスキルだと思ってたんだが。』
『…えぇ…ま、まぁ認識が違うのはしかたないとして…
どうです?私達ダンジョン攻略部隊に
属しませんか?』
『『それは嫌です。』』
ハモった
『…やっぱり無理でしょうね。』
『いやぁ、そもそも話が飛躍しすぎまして…』
『そ、それもそうですね、
何故部隊に属さないかと聞いたかと言うと…』
……二日前に自衛隊がとあるダンジョンに挑み、
宝箱を見つけた…その中身は不老不死の妙薬だった、
二つ手に入り、一つはその時居合わせた山本が飲み
もう一つは保管された…だが保管した妙薬は、
約5時間で色素が変わり、
それを別の者が飲んだ…
だが不老不死が得られなかった、
色が変わったと言うよりは、
効果が無くなったという暗示だった。
『…それで収納スキル持ちを集めている訳ですか…』
『けどわざわざ俺がモンスターを売る時に、
無理やり連れて行くか?』
『え?モンスターを売りに来てたんですか?』
『あぁスライ厶とゴブリンとゴブリンエリートだったぞ、
ちゃんと買い取ってくれるんだよな?』
俺がそう言い終えると、山本は驚いた様子で聞いてきた、
『ちょっと待ってください…なんですと?
ゴ、ゴブリンエリートを倒した…?』
『?…お、おう倒したが急にどうした?』
『ゴブリンエリートは、自衛隊五人と戦っても勝ってしまう
モンスターですよ!?』
『じゃあたまたま運が良かった訳か。』
『運が良かったって…』
『とりあえず部隊に入る話は断るけど、
三体の死体は買い取ってくれるよな?』
『えぇ…まぁ分かりました…はい…今日の所はお帰し致します…
後日またお誘いしますので良かったら、
考えておいてはくれませんか?』
『一応考えておきます…』
『お、俺も…』
その場は消化不良のまま終わった…




