いつかのセツナ
大嫌いな世界へ
今日も彼方からの連絡は途絶えたまま
未来にのる宇宙船の彼方で
途絶えたままの連絡を待つ
無人探査機の中
オペレーターの僕の魂をつなぐ曲
つながらない配線、引きずりながら
音信不通の母星へと試みる毎日
踏み出していく
今日もダメだろう……
世界に孤独でも
自分でも
独りでいられるのは、
もう分からない瀬戸際にさえ
想い出の中で聞こえた君の言葉
何度も再生して聴いてたっけ
もうすぐ終わらない夜にさえ終止符打たれる
迎えに来ておくれよ
気を楽に持てるように
死神さえタバコ吹かして待っている
誰も居ない宇宙船の無人探査機の中
オペレーターは、僕独り
やりたいことが、まだあるんだって
夢の中で見た火の鳥に問う
本当の自分
「あなたは、ここで死ぬの──」
うるさいよ。
なんて
分かってる──
探し始めたら
キリがないんだけど
そもそもの、僕の存在理由。
それでも
やっぱり思うんだ
僕の心が
この宇宙船超えて
独りじゃないって、自由でいられるのは
そんな場所はどこだって
いつも君が用意してくれた笑顔
だから、どうしても、地球へと還る決意
どこにもないのかもしれない
かつて
自分が
息をしていられた
唯一の場所
今が、ここってこと
そう言って
ただ、しがみついていただけなら
何も変わらない──
寿命尽きるまでの不変の時
夢で見た不死鳥は、笑ってくれるのかい?
全てだったんだと
見せてくれた現実と
僕の世界で言う伝説の鳳凰の手によって
跡形もなく
君の炎へと燃やされて
生きる場所はないし
どこへ行っても孤立するなら
せめて、愛した人の場所へと戻れるよう
運んでよ
僕の魂
ほんのカケラでも良いから
大好きなあの娘のもとへと
届けて……
呼んでいる
遥か次元の違う彼方で
未来の先で
まだ生まれたことのない
僕の魂の生まれる前
君に呼ばれて
声がする
可能性かけて母星へ
再起動かける最後
まだ救いはあるけど
後は、救助船に避難信号を待ちわびて
拾い上げられるなら
僕はそんな運
持ち合わせてもいないかもだけど
ねぇ、おしえよ火の鳥
なんでこんなこと
楽しいとも
やりたいとも
思えないこと
今を形作った
重要なワンピース
カケラ抱えて
星に抱かれて
宇宙船の中を潜る
君への避難信号
届けてよ神様……
行かないでよ火の鳥……




